メジャー挑戦か? 巨人・菅野智之投手の「熟考中」という状況に、メジャーリーグ30球団もヤキモキしている。ポスティングシステムによる米球界挑戦を正式に表明すれば、今オフの米FA市場の目玉投手の一人となるのは必至。原辰徳監督も“エース流出”に複雑な思いを見せていたが、別の意味でも去就が注目されていた。

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 <2年総額1200万ドル(約12億4800万円)、プラス3、4年目は球団選択権が設定され、最高で総額3000万ドル(約31億2000万円)>

 年俸額、契約年数において、具体的に報じてきたのは、カナダ放送局スポーツネットワーク。昨年も山口俊投手のブルージェイズ入りを“的中”させており、有力な情報源を持っているのだろう。
同局が「2年総額1200万ドルで菅野を獲る」と報じた米球団とは、ロサンゼルス・エンゼルスだ。

 エンゼルス入りが本当に決まれば、菅野は二刀流・大谷翔平選手とチームメイトになる。

 プロ野球解説者が日本人メジャーリーガーのオフの国内事情をこう説明する。

 「オフの間、NPBの選手なら球団の練習施設を自由に使えます。でも、日本人メジャーリーガーは許可を取らなければなりません。最近では日本時代の旧在籍チームも好意的ですが、日本人メジャーリーガーたちの方が遠慮してしまい、自身でお金を払ってスポーツ施設を探しています」

 菅野がエンゼルスと契約すれば、大谷は大歓迎だろう。日本語でホンネを語り合える“兄貴分”ができるので、「オフも一緒に練習」となりそうだ。「2人揃って、巨人の施設に」なんて光景も見られるかもしれない。

 また、ニューヨークポスト(電子版)は、<ブルージェイズ、ジャイアンツ、ホワイトソックスが興味を示している>と報じていたが、「10球団以上が交渉に名乗りを挙げる」と予想する声も聞かれた。

 「ヤンキースの田中将大は残留の方向ですし、また、田中と同等かそれ以上の評価をされているメッツのストローマンも残留が決まりました。米FA市場ナンバー1投手のトレバー・バウアー(前レッズ)は『日本に行きたい』なんて言い出し、メジャー各球団は混乱しています。米国内では菅野を紹介する際、田中を比較対象に挙げていました。その田中、ストローマンが残留なら、確実に投手力を補強する方法は菅野の獲得です」(米国人ライター)

 菅野が決断すれば、原巨人も先発投手を新たに補強しなければならない。「シリーズ惨敗により、今オフは残留」と見るプロ野球解説者も少なくはない。いや、気になるのは、やはり、菅野と大谷がチームメイトになった時。もしそうなったら、新たに大谷との関係を構築しようとし、ヘンな輩がウロウロしなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)