ウクライナのゼレンスキー大統領はフランスメディアのインタビューに対し、パリオリンピック期間中の休戦について、拒否する考えを示しました。

これまでフランスのマクロン大統領は、ウクライナ情勢などを念頭に、7月からのパリオリンピックの期間中、すべての戦闘を停止する“オリンピック休戦”を提案していました。

ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、AFP通信のインタビューに対し、「プーチン大統領を信頼できない」「ロシアが休戦を利用して進軍してくることはないと誰が保証できるのか」と述べ、大会期間中の休戦を拒否する考えを示しました。

また、ロシアが大規模な地上侵攻を始めた北東部ハルキウ州に関して、「状況は制御できている」とした一方で、「安定はしていない」として、さらなる攻勢に警戒感を示しました。

ロイター通信などによりますと、ロシア軍は18日、ハルキウ州で新たに1つの集落を制圧したと発表しました。合わせて13の集落を制圧したとしていて、ハルキウ州では、およそ1万人が避難を余儀なくされたということです。