GSOMIA 韓国側は“譲歩”ソウル中継

日本と韓国が軍事機密を共有するための協定(=GSOMIA)について、韓国大統領府は22日午後会見し、GSOMIAを破棄するとした通告を停止すると発表した。韓国ソウルから原田記者が伝える。

     ◇

韓国にとっては、今回の決定はアメリカの圧力に押されての「譲歩」と言えると思う。GSOMIA問題は、もはや日韓の関係というよりも、アメリカとの関係に決定的な亀裂を生む火種になっていた。

頼みの南北関係も冷え切ったままで、外交的な孤立を避けるためのやむを得ない「譲歩」だったというわけだ。韓国側が得ているのは「いつでもGSOMIAを終了できる」ことくらいで、実質的には韓国側が日本の主張をほぼ受け入れた形。

ソウル市内では「国益のためになる」と評価する声もある一方で、「政府に失望した」との厳しい声も聞かれた。

そもそも、GSOMIAは、前の朴槿恵政権がアメリカに促される形で国内の反対を押し切って締結した経緯がある。そして、そのとき、GSOMIA反対を訴えていた人々が、今の文在寅大統領の支持層と重なっている。

GSOMIA破棄に賛成の声が過半数ある中で、事実上、逆の決定を行ったと言えることから、今後、支持層が離反し、政権運営が厳しくなるリスクを負った形だ。


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