12日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大がピークを過ぎたとの報道による安心感から大きく買われ、ダウ平均株価は過去最高値を更新して取引を終えている。

12日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から275ドル08セント値を上げ、2万9551ドル42セントと過去最高値を更新して取引を終えた。

また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も87.02ポイント上げて9725.96と、こちらも最高値を更新している。新型コロナウイルスの感染拡大がピークを過ぎたとする報道が出たことなどで市場に安心感が広がり、この日は朝方から買いが先行した。

「ボーイング」や「キャタピラー」といった中国との関係が深い銘柄が上げたほか、前の日に売られていた「アップル」などのハイテク株も買われた。また、大統領選に向けた野党・民主党の候補者選びが混戦となっていて、トランプ大統領の再選の可能性が高まったとの観測が市場に広がった。このため、一部の民主党候補が主張する国民皆保険の実現可能性が低下し、民間保険の需要が引き続き高くなるとの受け止めから、保険大手の「ユナイテッドヘルス・グループ」が大きく買われ、相場をけん引した。

市場関係者は「トランプ大統領の政策は市場ではおおむね歓迎されており、今後の大統領選の行方に注目している」と話している。