WTO(=世界貿易機関)のアゼベド事務局長は、新型コロナウイルスが世界の景気に与える影響について、リーマンショックの時よりひどくなる可能性があるとの見通しを示した。

これは25日、アゼベド事務局長がビデオメッセージで述べたもので、「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)はいやおうなく経済や貿易などに甚大な影響を与える」と指摘した。

その上で「十数年前の世界的な金融危機(リーマンショック)の時よりもひどい景気の悪化と雇用の喪失が予測されている」と危機感を示し、数週間のうちに、世界の貿易が大幅に減少するとの見通しを出す予定だとしている。

ただ、貿易は商品やサービス、医療品や食料、エネルギーなど必要なものを手に入れることを可能にし、医療危機が後退し始めれば強力な経済回復をもたらす、として、各国が協調し、貿易の維持に努めるよう訴えた。