中国国内の豚から新型のインフルエンザウイルスが見つかり、ヒトへの感染も確認されたとする中国の研究チームの論文がアメリカの学術誌に掲載されました。

論文によりますと、2011年から2018年にかけて中国国内の食肉処理場などの豚からおよそ3万件の検体を採取して調べた結果、2016年ごろから、この新型インフルエンザウイルスが多く検出されるようになったということです。

研究チームの調査では、豚からヒトへの感染は確認されているということですが、ヒトからヒトへの感染例はまだ報告されていません。ただ、感染力が強く重症化すれば死に至ることもあり、季節性インフルエンザの免疫では防げないということです。

研究チームは、この新型ウイルスが世界的な大流行を意味するパンデミックに発展する特徴を持っているとして、継続的な調査が必要だと警告しています。