不思議な巡り合わせで、四輪駆動は120年をかけて出発点に戻ってきた。今後もその存在価値が変わることはない。

ランボルギーニ・ディアブロ VT
四輪駆動が高性能ロードカーで効果的なら、スーパーカーではどうか。その草分けは(またしても)ポルシェ959だ。ブガッティEB 110も注目に値するが、四輪駆動の恩恵をフルに生かしたのはランボルギーニだった。

ランボルギーニ・ディアブロ VT(写真7点)

1993年のディアブロVT 以来、ムルシエラゴ、アヴェンタドール、ガヤルド、ウラカンと、主要モデルすべてで同様のシステムを存分に活用している。四輪駆動によって、二の足を踏むような威圧的なマシンでも怖さが幾分抑えられ、その能力は大幅に向上した。"VT"は"ビスカス(粘着性のある)・トラクション"の頭文字。

ハンドリングの特性や反応を劇的に変えることなく、エンジンが発生するトルクを最大25%までフロントタイヤに送るシステムを備えた。