ポルシェのレトモッドといえば多くの人がシンガーを思い浮かべるだろう。シンガーは確かに世界最高レベルのセンスで911を芸術作品に作り変えることができるが、彼らが得意としてるのは964や930といった911だ。ではもし993のレストモッドをするとなったらどこに頼むのが正解なのだろうか。豊富な予算があればシンガーに頼んで生まれ変わらせるのも悪くない。しかし993に関しては、ガンターワークスに任せるのがベストだろう。

ガンターワークスは最後の空冷911である993をベースに大胆なレストモッドを行うショップだ。今までにも993の魅力的なレストモッドをいくつも発表してきているが、先日公開されたグリーン×タンのモデルも素晴らしいのはいうまでもない。

【ガンターワークスが作り上げる極限まで洗練された993】(写真10点)

この993リマスタードシリーズは25台の限定生産となっており、この車はパガーニビバリーヒルズとの提携で販売される1台だ。
アイルランドグリーンコミッションと呼ばれるこの車は、インテリアにイギリスタンカラーのレザーがあしらわれたデザインになっている。
もちろんベースはポルシェであるため、アグレッシブなドライブを楽しむことも可能だが、この車はあくまでもツーリング仕様であり、ガンターワークスは

「洗練されたキャビンエクスペリエンスを提供すると同時に、より優れたオンロードパフォーマンスとデザインに重点を置いています」と説明している。

そのため、GW製のカーボンファイバーシート(オフセンターのアルカンターラストライプが施されている)は、ヒップパネルとシートベルトバックルの周りにさらにレザーパッドが追加されている。他にもアルカンターラのセンターマーカーや、メーターのグリーンのアクセント、遮音材、カーボンファイバーのフロアマットを覆うレザーなどラグジュアリーな要素も詰め込まれている。豪華なのは車内だけではない。4.0リッター水平対向6気筒エンジンは435馬力、454Nmのトルクを発生させる。エンジンカバーはガンターワークス初の六角形のグリルパターンで装飾されている。さらにブレンボブレーキ、アイゼンローレーシング、JRZサスペンションエンジニアリングサスペンションコンポーネント、フックスタイルのライトゴールドホイールなども装備されている。

この911はそもそもボディ自体もカーボンファイバーのみで作られており、表面に浮かぶ二重の縦模様がカーボンの織りなす美しさを強調している。

ガンターワークスはこの車の具体的な値段に関しては触れていないが、パガーニディーラーで販売されることを考えると、決して安くはないだろう。