フェスティバル・オートモビル・インターナショナルから幕を開け、旧車が一番盛り上がっていたパリもレトロモビルが終了してちょっと一息といった感じだ。今回はレトロモビル現地レポート最終回を送る。各メーカーのブースをご紹介。

2019年に100周年で賑わったシトロエンブースはさすがに今年は控えめ。ルノーも大きなメインテーマもなくスタンダードな展示となった。そんな中、ランボルギーニ・ポロストリコは当時4台しか作られなかったミウラSVJとスペアパーツのみで制作しているP400を展示した。ランボルギーニのクラシック部門の熱い情熱がひしひしと伝わる展示となった。


シトロエンブースの中のDSヘリテイジではSMの50周年を記念した展示。


ランボルギーニ・ポロストリコ。

ポルシェはというと、1900年のパリ万博で展示されたハイブリッド、ローナーポルシェの復刻モデル、Serper Vivusを展示した。ようやく世の中がポルシェのハイブリッドに追いついた、そんなイメージと共にレトロモビルという場でポルシェの先端技術をアピールするといった具合だ。



アストンマーティンのクラシックカーのレストレーションサービスを行う、"HERITAGE SERVICES"もすでにレストアを完了した車両の展示販売からレストア中のマシンの展示をしていた。


アストンマーティンでレストアされたモデルはここで販売されていた。

フランスが復活させたイギリスのバイクメーカー、バイクのロールスロイス、ブラフ・シューペリアがこのレトロモビルでも展示された。オリジナルに近いスタイルのスタンダードモデルに、今回今流行のスクランブラースタイルも登場だ。フランスのバイクと言えば同時のラグジュアリー・バイクを展開するMIDUALも健在だ。タンクに当たる部分からシートレールまでがアルミ一体のフレームとなる構造で2気筒のボクサーエンジンは前後の向きで配置されている。丁寧に磨き込まれたアルミフレームのタンク部分にはメーター類が埋め込まれてレブカウンターを中心に、電圧計、油温計、水温計などがアナログ式の針のメーターで配置されてヴィンテージ感と高級感を醸し出している。


フランスのMIDUALはラグジュアリーバイクという路線をひた走る。磨き込まれたアルミが美しい。
 
例年のような前評判があまりなく、目玉がないように思えたが、中を開けて見れば話題性のある車が集まっていた。レトロモビルの底力が見え隠れしていたのだ。今年も、参加車両と合わせて、熱狂的な来場者にも目をまわしながら会場を見て廻ったのだった。

また、2020年はル・マン・クラシックが開催される年。レトロモビルの最中に、マツダ787Bの参加が確定した。再び日本車初のルマン優勝車が帰ってくるのだ。2020年のクラシックカーイベントの春の訪れの知らせとなったのだ。