2月はレトロモビルに合わせ、フランス・パリで数々のオークションハウスがそれぞれの強みを見せた。その中で落札された車をご紹介。推定落札価格と、実際の落札価格にも注目していただきたい。

□ 1966年 ポルシェ 911 SWB 落札価格:20万5204€(約2460万円)  推定落札価格:17万€〜25万€


1966年に、アメリカ・サンアントニオのディーラーへデリバリーされた911。売りに出したオーナーは、イタリア・モデナで有名なポルシェコレクターだった。ショートホイールベース(SWB)の911を探し求めていたところ、2014年にイタリア・コッレッキオにあるショップで発見しすぐに購入したそうだ。

ボディカラーはファクトリーコード "6605 B"のバハマゲルブで、インテリアはブラックのレザーレットが組み合わされている。しかし、彼が手にしたときは赤くリペイントされていたという。かつての美しさを取り戻すため、手に入れるとすぐにすべて塗装を剥がしてオリジナルカラーへと戻し、フルレストアも行った。



リビルドはされているもののオリジナルエンジン「タイプ 901/01」を保持している。オプションとして付けられた着色ガラスとへベスト製のエアコン類が備えられている。2015年にポルシェ・イタリアによって証明書が発行されている"血統書付き"だ。

また、ポルシェイタリアの証明書だけでなく、ASIの認定書、エンジンの保証書、パーツの購入履歴、レストア過程の写真、アメリカでレジスターされた際の複写など、ドキュメント類も完璧に揃っているという。



エンジンも。このあまり見かけないカラーもオリジナルを保っているSWBは貴重な存在であろう。他の10万ユーロ台で落札されたポルシェに比べると、高い価格が付けられていることが理解できる。