カーディティーリングの世界で著名な存在であり、車に関するインフルエンサーでもあるリチャード・ティッパーが自宅で過ごすポルシェオーナーのためにプロの洗車方法を公開。今回はホイールを新品のようにする洗い方をご紹介。

まず、車を洗車する前に、ホイールを洗うことを勧める。なぜなら、ホイールは最も汚れている場所であることが多いから。ホイールを洗う時には車全体を洗うのとは別のバケツを用意した方がベター。

ホイールを洗うには硬いブラシ素材ではなくて、マイクロファイバーで作られている「ホイール用ブラシ」を購入することをすすめる。スクラッチ傷にならないよう、ブラシのハンドルは金属製ではなく、プラスチック製のものが良い。さらに、非イオン系界面活性剤のクリーナージェルも必要だ。私はホイールクリーニングに、酸性のクリーナーは絶対に使用しない。特にポルシェカーボンセラミックブレーキ(PCCB)がついているポルシェには。なぜなら、ディスクハブが陽極酸化処理(アルマイト処理)されているので、酸性のクリーナーだとその表面にダメージを与えてしまうのだ。

このクリーナーはとても良く効く(腐った卵のようなにおいがする時もあるが)。色が変化するように作られているので、使ってみるとその色の変化により、良く効いているということを実感することが出来る。だいたいのものが紫色に変化し、ブレーキダストの鉄に反応していることが見てとれる。



ホイールを綺麗にするのにベストな方法は、ホイールを取り外して洗浄することだ。それが難しい場合、非イオン系界面活性剤のジェルを冷えている状態のホイールにスプレーする。出来る限りブレーキディスク、ブレーキパッドにはスプレーしないように。スプレーしたら、それがホイールの隅々にまで効いていくよう、少し時間を置く。

続いてはホイールブラシの出番。色々なサイズのものがあるので、洗うホイールの部分に合わせて使いやすいサイズを使用しよう。ブラシを使って、クリーナーをさらにホイール全体に広げるようにする。バルブとホイールナットには注意を払って。

完璧に仕上げるために、ホイールの内側もしっかりと。もし愛車がポルシェ カレラGTであったら、その場合はキャリパーがホイールのすぐ後ろにあるので、ホイールブラシを裏側に入れるのが簡単ではない。しかし、ホイールを1/4ずつ回すことで、少しずつその裏の部分も洗えるようになる。

最後にすべてを綺麗に洗い流す。くれぐれも、高圧洗浄機で近くから高圧の水をあてないように。ジェントルマンらしく優しく洗い流すすだけで十分。

タイヤの艶出しをする商品を使う人も中にはいるだろう。しかし、1つ注意点である。カバーをして車を保管しているならば、タイヤの艶出し剤は使わない方が良い。カバーの内側が汚れてしまうから。