大分市は大分城址公園の府内城仮想天守イルミネーションに関する市民意識調査の結果をまとめた。国内外への情報発信効果について来場者の7割以上が「効果があった」としたが、郵送調査では半数にとどまり、懐疑的な見方も3分の1以上あった。市は「市の歴史などをPRする上で一定の効果があった」としている。
 調査は2019年10〜11月に実施。来場者854人に聞き取りをした。また、無作為抽出した市民1500人に調査票を郵送し、409人(回収率27・3%)から回答を得た。
 情報発信効果について「とても効果的」「やや効果的」を合わせると、聞き取りは74・6%、郵送は50・7%。府内城への関心や理解について「とても深まった」「深まった」「少し深まった」の合計はそれぞれ62・2%、53・6%だった。
 イルミネーションは全国から文化人や経済人が集まる会議「エンジン01」に合わせ、SNS(会員制交流サイト)で発信してもらおうと17年12月から実施。経済団体などの要望があった他、ラグビーワールドカップなど大型イベントでの集客に期待して延長してきた。これまでの事業費は約4700万円。昨年末までに延べ約13万人が来場した。
 14日に終了し、本年度中に解体する。市まちなみ企画課は「聞き取り、郵送のいずれも半数以上が効果を感じており、事業の意義はあったと思う。雑誌で紹介されて歴史愛好者に評価されるなど、全国的にPRできた」としている。

 大分市は14日午後6時20分から消灯イベントを開く。府内城を復元する会のメンバーや石垣専門家によるトークイベント、音楽ライブなどがある。同8時5分から参加者全員でカウントダウンし、消灯する。先着各200人に豚汁(6時20分)、ホットチョコ(7時20分)を無料配布する。問い合わせは市まちなみ企画課(TEL097・574・6628)。