名物カメお引っ越し 25歳のトーティ

名物カメお引っ越し 25歳のトーティ

 日出町豊岡の矢野小児科医院で長年、人気者となってきたケヅメリクガメ「トーティ」が、ハーブ園「大神ファーム」(町内大神)に転居した。矢野英二院長が長生きするカメの将来を考えて決断。来院する子どもらや医院関係者は別れを惜しみつつ「引っ越し先でも元気に暮らして」と願っている。

 トーティは25歳のメスで甲長75センチ、体重43キロ。アフリカ原産で、大陸に分布するリクガメでは最大級になる。飼育を始めた1994年当時は全長15センチほどだったが見る見る育ち、現在も成長している。寿命は数十年以上で、さらに長生きする場合もあるという。
 医院の庭に放され、巨体を揺らして歩き回ったり、小屋の中でじっとしていたり、マイペースに暮らしていた。芝生を掘り返す困った一面もあったが、愛らしい姿は院内外で評判。来院した子どもたちは「大きいカメがいる!」と大はしゃぎで、診察前の緊張をほぐすのに一役買ってきた。
 トーティが医院に来たのは、矢野院長が知人から「夏の間だけ預かって」と頼まれたのがきっかけ。以降は毎年夏に預かっていたが、97年に知人が飼えなくなり、そのまま引き取った。
 「カメの病院」「カメの先生」と呼ばれるほど地元に愛されてきたが、矢野院長はカメが自身より長生きする可能性があるため、「末永く世話をしてくれる場所」を探していたという。
 たまたま大神ファーム代表の林満二郎さん(47)の家族が来院した際、矢野院長が「同じ町内で環境もいい」と譲渡を打診し、快諾してもらった。
 「20年も一緒にいたので寂しさはある。でもトーティにとってはこれでよかったのかな」と矢野院長。
 トーティは2日、園内の広場に設けられた柵の中に引っ越した。林さんは「矢野先生らのためにも、スタッフ一同でしっかり世話をしていきたい」。
 新しい家でも公開され、再び人気者になりそうだ。

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