九州一のワサビ産地、日田市津江地域で林間栽培の花ワサビが旬を迎えている。今月下旬が最盛期で収穫作業は4月中旬まで続く。
 花ワサビは葉ワサビに比べると柔らかく、食べやすいのが特長。収穫期は1カ月ほどという。
 市内上津江町川原の松上洋一さん(46)は自宅そばの農園(約40アール)と同町上野田の市有林に借りている畑(約20アール)で栽培。杉林に広がる花ワサビを丁寧に摘み取っている。
 松上さんによると、例年2月下旬から収穫が始まる。今季は2月の急激な冷え込みで半月ほど遅れているものの、例年並みの出来という。県内の直売所やスーパーなどに出荷している。「しょうゆ漬けなどにするのがお勧め。各家庭で楽しんでほしい」と呼び掛ける。
 JAおおいた中西部事業部わさび部会(佐藤学部会長)などによると、前津江、中津江、上津江の3地区を中心に52戸の農家が約4ヘクタールで栽培。花の後にはメインの葉や茎が続く。今年は約40トンの出荷量を見込んでいる。