自殺予防週間「つらい時は相談を」「大分いのちの電話」金子理事長に聞く

自殺予防週間「つらい時は相談を」「大分いのちの電話」金子理事長に聞く

 自殺を考える人に電話相談を通して寄り添う大分市の社会福祉法人「大分いのちの電話」は17日に大分市内で講演会を開く。自殺予防週間(16日まで)にちなんだ活動。全国で2万人以上、県内でも約200人が毎年、自ら命を絶っている中、同法人の金子進之助理事長(別府大学短期大学部名誉教授・臨床心理士)に現状と対応を聞いた。

 ―県内では昨年、205人が自殺で亡くなった。ここ数年は減少傾向だが、現状をどう見るか。
 「自殺防止に向けた行政の対策強化や景気が落ち着いてきたことなどが要因と考えられる。うつ病など精神疾患への理解も進み、復職プログラムを整えるなど企業も取り組みを始めた。ただ、自殺者は今も多く、ストレスが多い職場や学校などには専門的な介入も必要」

 ―苦しくなったとき、どうすればいいのか。
 「つらいときには一人で抱え続けず、相談機関など支えてくれる場所があることを思い出してほしい。自殺する人の多くはうつ病やうつ状態といわれており、早めに医療機関を受診するのも大事」

 ―自殺に追い込まれない社会づくりも必要だ。
 「医療機関を受診することへの偏見がまだある。本人が抵抗感を持たず、適切な医療が受けられる雰囲気の醸成に社会全体が取り組まなければならない」

 ―周囲に苦しんでいる人がいたら。
 「むやみに励ますと本人は余計につらくなる。話をきちんと聴き、見守っていくのが大事。悩みの原因に応じて相談機関につないだり、医療機関への受診を勧めてほしい」
 × × × 
 講演会は17日午後1時から、大分市のコンパルホールで。東京五輪(1964年)水泳日本代表の松崎ヨシ子さんが「真剣に生きているからこそ挫折して悩む」をテーマに話す。別府大学大学院の中村広光教授は大人の発達障害を説明する。入場無料。
 問い合わせは、いのちの電話事務局(TEL097・537・2488)。

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