新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、杵築市内の小中学校で27日、離任式があり、転出や退職で学校を離れる教職員が子どもたちとの別れを惜しんだ。県内では式を中止した市町村も多く、対応が分かれた。
 杵築市の東小(奥文二郎校長、117人)では体育館での式典を中止。各教室を転任する教職員5人が回った。近距離での接触を避けるため、廊下からガラス越しにあいさつ。「みんなのことを忘れない」「元気で」と声を掛けた。
 5年生の担任で、市外の学校に転任することになった阿部祐樹さん(27)は「こういう形になったが、最後に気持ちを伝えられてよかった」と感慨深げ。教え子の杉浦優我君(11)は「学んだことを6年生になっても続けたい」と感謝した。
 奥校長は異例の形となった離任式について「一斉休校でいきなり休みに入った児童にとっても区切りができたのでは」と話していた。
 市内ではこの日、全小中学校13校で離任式をした。修了式も同時に開き、通知表の受け渡しや健康確認、春休み中の生活の注意をした。
 県教委によると、今春の異動は市町村立の小中学校が2292人、県立の中学、高校、特別支援学校などで786人。