九重、玖珠町の小中学校、盆に全教職員が休暇

 九重、玖珠両町教委は本年度から、盆の13〜15日、町内の小中学校を「学校閉庁日」とし、全教職員が一斉に休暇を取る環境をつくった。働き方改革の一環。平日を含んだ盆期間を、自治体単位で学校を完全休日とする取り組みは岡山、兵庫など他県で導入している例はあるが、県内は初めて。教職員の長時間労働が問題となる中、県内で広まるのか注目されそうだ。

 九重町教委は勤務実態を把握するため、3月に全教職員(当時89人)に対して業務調査を実施した。
 その結果、平均週13時間の超過勤務があり、部活動や授業準備などのため最大週37時間残業した教諭もいた。
 両町教委によると、盆時期はこれまで校舎管理や来客対応のために管理職などが常駐。全教職員が一斉に休むことは難しかったが、「学校閉庁日」を設けることで、有給休暇や夏季休暇を集中的に取りやすくなると判断した。
 対象は玖珠郡内の21校で教職員は約250人。原則、部活動もしないが、全日本中学生ホッケー選手権(19〜21日・両町)に出場する九重町のここのえ緑陽中ホッケー部は例外的に活動する。
 15日に成人式がある九重町では、母校訪問を希望する新成人の対応を町教委が受け持つ。
 来年度以降も継続して実施する予定。
 盆を完全休日とすることについて、現場からは好意的な意見が相次いだ。ここのえ緑陽中の中島大介(29)、垣迫真未(25)両教諭は「夏休み中でも、部活動などで生徒がいるときは休みづらかったので助かる」とうなずいた。
 九重町の野上小の日隈哲憲校長(58)は「教職員の休みを消化させるため、管理職は休みを取れなかった。良い取り組みで、他地域にも広がってほしい」。
 浜田淳九重町教育長(61)は「教職員のワークライフバランスを整え、働き方を見直すきっかけとしたい」と話している。

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