新型コロナウイルスの感染拡大を受けて臨時休館中の竹田市立図書館(市内竹田)は20日、小中学生を対象に貸し出しを始めた。22日までの期間限定。臨時休校で自宅学習を余儀なくされた子どもたちのストレス解消が目的。初日は親子連れがひっきりなしに訪れた。
 接触感染のリスクを下げるため、児童書コーナーの椅子を全て撤去し、大型ソファにブルーシートをかぶせて座れないようにした。開館中は常に窓を開けて換気。職員はできるだけ短時間の利用を呼び掛けた。
 同館は4日から休館している。久しぶりの開館に、子どもたちはたくさんの本を抱え、カウンターで手続きをした。10冊借りた直入小3年の荒木七穂さん(9)=市内直入町長湯=は「図書館が閉まり、とても寂しかった。また新しい本が読めてうれしい」。父親の創太さん(39)は「外出自粛が続く中、気分転換になったと思う」と話した。
 同館は5日から市内の放課後児童クラブを対象に本を届ける取り組みもしている。これまで、3団体に計100冊を貸し出した。
 19日に臼杵市、20日には大分市で新たに感染が確認されたこともあり、依然として再開のめどは立たない。同館の大塚聡子次長は「利用者に不自由な思いをさせて心苦しく思う。できる限りのことをしたい」と話した。
 開館時間は午前10時〜午後4時。