県は15日、昨年11月のパラ陸上世界選手権(ドバイ)の女子走り幅跳びで初優勝した由布市庄内町の中西麻耶選手(34)=うちのう整形外科=に県民表彰を贈った。8月の東京パラリンピック出場を射止めた県在住のアスリートは「金メダルが取れるよう努力を続ける」と抱負を語った。
 世界選手権では義足T64のクラスに出場。4位で迎えた最終6回目の跳躍で5メートル37を記録し、逆転優勝した。「(記録としては)悔しさも残った。これで安心するのではなく、自国開催の東京パラで世界新記録を出し、違った金メダルの重みを皆さんに届けられれば」と大舞台を見据える。
 県庁で広瀬勝貞知事が表彰状を手渡し、「誰もが大喜びし、われわれも挑戦する勇気をもらった」と祝福。北京(2008年)、ロンドン(12年)、リオデジャネイロ(16年)の3大会に続く東京パラへの出場は「大きな誇り。県民挙げて応援したい」と激励した。
 ジャケット姿の中西選手は「講演をした小学生たちに必ずメダルを取ると約束していた。みんなに喜んでもらえてうれしい」と笑顔で話した。
 県民表彰は以前の「県賞詞」で、県が昨年7月に名称を変更した。中西選手は14年のジャパンパラ陸上大会優勝時に続く2回目。