【日出】日出町地域おこし協力隊の冨田満さん(60)=日出=が、大神の糸ケ浜海浜公園に漂着した流木を使ってベンチを作った。住民らと協力しながら、約2カ月かけて完成。波打ち際にあるロケーションの良さに着目し、「日本一海に近いラブベンチ」と命名した。新たな観光スポットとなることを期待している。
 ベンチは公園南側の砂浜に設置。全長約2・5メートルで、大人3人が並んで座ることができる。4月末に作業を開始。チェーンソーなどの工具を使って座りやすい形に整え、魚や波、ハートマークなどの絵を描き、カラフルに色付けした。
 途中、会員制交流サイト(SNS)で募ったボランティアや公園を訪れた観光客に作業を手伝ってもらった。6月26日の仕上げ作業には、障害のある子どもの託児サービスなどに取り組む近くのNPO法人「支援ハウス豊さん家」の職員と通所者8人が参加。周辺の漂流物を取り除き、ペンキで色を付けた。
 昨年6月に地域おこし協力隊に委嘱されて以降、地域のシンボルづくりに注力。同年末には、大神の県道交差点に立てた観光案内板の外枠に、モザイクタイルを貼り付けることを企画、地元の学校に通う多くの子どもたちが参加した。
 冨田さんは「座って話をしたり、写真を撮ったりと多くの人に利用してもらいたい。近隣住民の環境保全意識につながれば」と話した。