勝負どころ 3人持ち味 成年男子が近的V

勝負どころ 3人持ち味 成年男子が近的V

 射場を出た瞬間、笑みがこぼれた。弓道成年男子近的で土谷春作(第八孝明丸)、竹尾圭祐(佐伯市役所)、石川嵩(明豊中・高教)の県選抜が決勝で秋田を下して優勝した。緊張から解放された3人は喜びを爆発させ、健闘をたたえ合った。
 勝負どころでそれぞれが持ち味を発揮した。土谷は競技を始めて5年ながら、堂々と大前(1番手)の大役を果たした。特に準決勝の宮崎戦では4射皆中でチームに勢いをもたらした。
 普段は遊漁船のかじを取る。国体開催時期は繁忙期と重なり、出場は夢だった。だが今回は先行開催で「県代表のチャンス」と奮起。努力を続けて夢をかなえると、初の全国で力強い矢を当て続けた。「(決勝は)緊張と経験の浅さが出たが、やりきった」と土谷。
 竹尾は決勝の1射目に魂を込めた。土谷が外した瞬間、「俺が抜いたら(外したら)頼む」という土谷の言葉を思い出した。「悪い連鎖を止める」と集中。快音を響かせて的中させると「気持ちが楽になった」。残り3本も全的中させ、優勝に貢献。竹尾は「前と後ろがここまで助けてくれたから感謝の思いを込めた」と喜んだ。
 落ち(3番手)の石川は無類の強さだった。決勝の4射目。自身の皆中と優勝が懸かった勝負矢でも落ち着いていた。「外したら格好悪い」(石川)と余裕も残し、見事に的中。予選から全射皆中の快挙で東京国体以来の優勝に花を添えた。石川は「なるようになるという思いで引いたのがよかった」とはにかんだ。
 遠的と近的で45点(競技点)を獲得し、チーム大分に大きな希望をもたらした県選抜。羽田野賢一監督(県弓道連盟)は「全員が最後まで自分の射を信じていた」と目尻を下げた。

弓道
  (愛媛県総合運動公園弓道場)
 ▽成年男子近的決勝トーナメント1回戦(12射)
大   分
10―7
神 奈 川

(大分=土谷3中、竹尾3中、石川4中)
(神奈川=大矢4中、森川1中、藤林2中)
 ▽同準決勝(12射)
大   分
11―10
宮   崎

(大分=土谷4中、竹尾3中、石川4中)
(宮崎=矢野3中、牧3中、後藤4中)
 ▽同決勝(12射)
大   分
10―9
秋   田

(大分=土谷2中、竹尾4中、石川4中)
(秋田=渡辺3中、鎌田3中、成田3中)

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