沖縄本島中南部から北部まで毎日車で… レスリング全国総体Vに導いた名将の奮闘

沖縄本島中南部から北部まで毎日車で… レスリング全国総体Vに導いた名将の奮闘

 全国高校総合体育大会「はばたけ世界へ 南東北総体2017」のレスリング男子個人120キロ級で沖縄県立北部農林高の仲里優力(ゆうり)が優勝した。 北部農林に異動して5年目。自身、元オリンピック候補選手としても名をはせた名将・屋比久保監督(55)は宜野湾市内の自宅から車で通いながら、中南部に住むレスリング部員たちを毎日送り迎えしている。 毎朝5時40分に自宅を出発。現在は、仲里優力ら3人を沖縄自動車道のバス停などで拾っている。「車の中では寝ていろ」と、生徒たちには極力、通学のストレスを感じさせないように気を配る。 土曜日に学校で合宿をするため、金曜日はほとんど帰らず、生徒たちと文字通り寝食を共にしている。 日々の努力が実り、北部農林で指揮を執ってから全国総体で初の個人優勝者を生んだ。それも、幼稚園のころからずっと面倒を見ていた教え子だ。「(日々の生活に)自由はないです」の言葉とは裏腹に、表情が緩んだ。(當山学)

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