米軍、パラシュート降下訓練を強行 沖縄県・うるま市の要請、またも無視

 米軍は9日午後8時20分から同9時半にかけて、沖縄県うるま市の津堅島訓練場水域で夜間のパラシュート降下訓練を実施した。少なくとも4回にわたり計8人が降下した。同水域でのパラシュート降下訓練は、確認されているだけでもことし5回目。県や市の中止要請を無視する形で強行された。 午後8時すぎから同水域付近の上空を米空軍MC130特殊作戦機が旋回を開始。同20分ごろに光を放ちながら兵士1人が水面に降りた。その後、同33分ごろに1人、同56分ごろには3人が降下。午後9時26分ごろにも3人の降下が確認された。防衛省関係者によると、防衛省も目視で訓練を確認したという。 米連邦航空局の航空情報(ノータム)によると、午後5時から11時まで降下訓練を実施するとしていた。 島袋俊夫うるま市長は沖縄タイムスの取材に対し、「市民の安全・安心を守る観点から、夜間に限らず降下訓練自体を中止してほしい」と改めて強調した。 米軍は7月28日、沖縄防衛局を通して県やうるま市に津堅島の訓練場水域を演習のために使用する「一般演習通報」を通知していたが、内容は明らかにしていなかった。 同水域におけるパラシュート降下訓練はことし1、2、3、7月に実施。現場付近は漁業者や定期船が航行する水域で、うるま市や県は訓練の中止を要請している。うるま市議会も7月の臨時議会で、降下訓練の中止を求める意見書と抗議決議の両案を全会一致で可決した。

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