日本の独立は神話だ 翁長知事、オスプレイ飛行再開を批判

日本の独立は神話だ 翁長知事、オスプレイ飛行再開を批判

 名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄」が主催した12日の県民大会には、翁長雄志知事や稲嶺進名護市長をはじめ、現地で抗議運動を続ける市民や県内各地で新基地に反対する県民が登壇した。結集した県民は、国を相手に辺野古の工事差し止めを提訴した翁長知事を後押しする決意を宣言。また、県内だけでなく県外での訓練が計画されるオスプレイがオーストラリアで墜落したことは全国的な問題であることも強調した。 翁長雄志知事は主催者発表で4万5千人が集まった県民大会に関し、「いささかも熱気は衰えていない」と述べ、辺野古新基地建設に反対する県民の民意は変わらず根強いとの認識を示した。一方、事件・事故のたびに日本政府へ抗議をしても何も変わらない現状に「何を言っても一顧だにされない県民はどうすればいいのか」と訴えた。大会後、記者団に語った。 翁長氏は、知事就任後、毎年大規模な県民大会が開催されていることについて「集会で私たちの思いを伝えていく以外に(手段が)ない中でやってきたが、70年間前に進まない」と戦後、一貫して基地問題など不条理を押しつけられている現状を指摘。その上で、「民主主義国家とは一体何か。ほかの都道府県でもこういうことが起きるのか」と日本政府への不信感を示した。 また、知事は新基地建設工事を阻止するため、埋め立て承認の撤回を「必ずやる」と改めて明言した。撤回時期は示さなかった。 オーストラリア沖に墜落したオスプレイの飛行再開を日本政府が認めたことには、「日本には米国から『独立は神話である』と言われているのではと思うくらい、自己決定権がない」と容認した日本政府を批判。日本の国土面積の0・6%の沖縄に全国の米軍専用施設の約70%が集中する現状を「耐えられない」と語り、14日に来県して会談する予定の小野寺五典防衛相へ抗議する考えを示した。県民の主張は揺るがない  オスプレイは昨年12月に名護市安部で、1週間前にはオーストラリアで墜落して3人が亡くなった。県民が危惧した通りの状況になっており、憤慨に堪えない。米軍が運用上必要と言えばすぐに引き下がる。日本の独立は神話であると言わざるを得ない。 オスプレイ配備撤回、辺野古新基地反対、普天間飛行場の閉鎖撤去という県民の民意は一連の選挙で示され続けており、県民の主張はいささかの揺るぎもない。政府は辺野古移設にかかわりなく、普天間飛行場の閉鎖と撤去をすべきだ。 県は国を相手に岩礁破砕行為の差し止め訴訟を起こした。国ともあろうものが法令をすり抜けることに心血を注ぐ姿勢は法治国家とはほど遠い。工事を強行に進める状況は必ず埋め立て承認の撤回につながる。私の責任で決断する。 国際情勢が刻々と変化し、沖縄に基地を集中させるリスクを軍事面から指摘する声も出てきた。辺野古が唯一の解決策とする合理的な理由が問われてきている。民間飛行場の使用改善などの条件が整わなければ普天間飛行場は返還されないという。5年以内運用停止はまさしく空手形だ。 米軍統治下時代、米軍との自治権獲得闘争を粘り強く戦ってきた県民は、日米両政府が新基地を断念するまで戦い抜くと固く信じている。今後も県民に対する差別的な扱い、基地負担の押し付けに反対する、不退転の決意だ。マキティーナイビラン、ナマカラルヤイビンドー。クヮウマガヌタミニ、ウヤファーフジヌウムイ、チムニスミティ、チバラナヤーサイ。(負けてはいけない、今からだ。子や孫のために先祖の思いを心に染めて頑張ろう)

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