「仕方がない」「代替案に期待」アーケード撤去に惜しむ声 平和通り【懐かしの写真も】

「仕方がない」「代替案に期待」アーケード撤去に惜しむ声 平和通り【懐かしの写真も】

 老朽化で撤去方針が示された那覇市の平和通り商店街のアーケード。関係者からは「仕方ない」と諦め顔の一方、街の顔としてのアーケードが無くなることや、雨天時の客足を懸念して再整備を訴える声もあった。

 アーケードは、那覇市沖映通りのスーパー「ダイナハ」出店(1975年)などによる客足の減少などを受けて、同商店街が通りの環境改善や近代化策として計画。80年9月下旬に着工、約5カ月かけて翌年2月に完成した。

 国の補助制度などは手続きに4〜5年かかることから利用せず、各店舗が資金を調達。地域ぐるみでアーケードを作り上げた。

 70年以上、時計店を営む仲田ハル子さん(87)は、商店街のみんなで費用を積み立てて現在のアーケードを作った時のことを振り返り「思い入れのある景観。でも、古くなってしまって撤去は仕方ない」とぽつり。「雨でお客さんが困らないような、新しいものができてほしい」と代替案に期待した。

 国際通り側の入り口近くでアクセサリーを販売する渡久地佑進さん(33)は、アーケードの天井に穴が開くたび修繕を繰り返す現状を心配する。「応急処置では根本的な解決にならない。撤去は仕方ないのでは。雨は心配だが、日差しが入ると雰囲気が明るくなるかもしれない」と話した。

 一方、洋服店の60代夫婦は「天気に左右されるようになれば商売にならない」と心配顔。アーケードで暑さや雨をしのぐために商店街に立ち寄る客も多いといい、「客足が遠のくことも考えられるし、日差しで洋服が傷む恐れもある。アーケードがなかった時代に後戻りかと思うと怖い」と不安がった。

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