宇宙機器やAI衛星の開発などを手掛ける「天の技」や琉球大学などは衛星やドローン、定点観測カメラを活用した海洋ごみの漂着予測のシステム構築の実証実験を県内で始めた。2月からはデータ収集や検証などを行い、4月には大まかな解析結果を示したいとしている。

 リーダーを務める天の技の工藤裕CEOは「漂着ごみの状況が検証されれば、どこから流れてくるかなどが証明される。流れてくる時期や回収のタイミング、出どころへアプローチなど海洋ごみの削減や海ごみ問題の解決につなげたい」と意気込む。

 海ごみ削減を実現する新たな技術やビジネスの創出を目指す、日本財団などによる「プロジェクト・イッカク」の事業の一つ。昨年、3チームが発足。期間は3年で別の2チームは分別不要な自律分散型のごみ処理装置の開発と燃料化、海洋プラごみを原料とした製品開発に取り組む。

 メンバーらは7日、本部町の海岸を視察後、町や県の担当者と意見交換。8日は浦添市の海岸に定点観測カメラを設置し、実験の準備に取り掛かった。工藤CEOは「精度の高い予測にするためにも、この1年は解析技術に注力したい」と話した。