沖縄県の米軍嘉手納基地で訓練中の海兵隊岩国基地(山口県岩国市)配備の海軍FA18戦闘機1機が12日午後4時25分すぎ、機首部分にある給油パネルが外れた状態で着陸したことが分かった。同日午後3時半ごろに同基地を離陸し、沖縄近海の訓練空域で訓練したとみられる。目撃者によると、離陸時にはパネルが付いていたことが確認されており、飛行中に落下させた可能性がある。

 県や沖縄防衛局に米側から部品落下に関する連絡はないという。防衛局は事実関係について「米側に照会中」とするが、同日午後10時現在で回答はない。

 FA18戦闘機は11日に3機が飛来し、嘉手納基地所属のF15戦闘機と合同訓練をしていたとみられる。

 13日には同基地周辺の嘉手納町と北谷町、沖縄市でつくる三市町連絡協議会(三連協)が、航空機騒音など基地被害の実態把握のため「道の駅かでな」などで定期の目視調査をする予定。

 県内では今年に入って、神奈川県横須賀市を拠点とする米海軍第7艦隊のMH60多用途ヘリコプターが1月25日に本島東沖180キロの公海上で墜落。同29日には米軍伊江島補助飛行場でのパラシュート降下訓練中に投下された物資が提供区域外の畑に落下するなどトラブルが相次いでいる。

 FA18戦闘機は昨年12月と今年1月、米東南部バージニア州で給油飛行訓練中に異物による衝撃でエンジン2機が損傷する重大事故(クラスA)を起こしている。

 

(写図説明)機首部分にある給油パネルが外れた状態(赤い丸の部分)で嘉手納基地に着陸した海兵隊岩国基地配備の海軍FA18戦闘機=12日午後4時27分(読者提供)