浦添市の堀基子さん(58)=東京出身=がこのほど、野菜や果物の専門知識を身に付け魅力や価値を伝える「野菜ソムリエ」の上級プロに合格した。県内2人目。

 がんを患った経験もあり「何かあった時にどれだけ家族や仕事に心配や迷惑を掛けるか身をもって知っている。野菜をおいしく、楽しみながら健康維持を手伝いたい」と話す。

 東京でライターとして働いていた堀さん。沖縄の自然や気候風土、食べ物が好きで1999年12月に移住した。島野菜との出合いがきっかけで野菜ソムリエに挑戦し2008年に初級、10年に中級「ソムリエプロ」に合格した。

 甲状腺乳頭がんが見つかったのはその約1年後。早期発見で手術は成功したが、当時小学4年生だった一人娘を泣かせたことは忘れられない。「健康を提唱する野菜ソムリエなのに肥満だったし、がんになり家族を泣かせたことをすごく反省した」と振り返る。

 野菜の特性を生かしたダイエットに成功し、15年からは野菜中心の食生活によるダイエット講座を開講。取り組みは評価され、日本野菜ソムリエ協会主催の「野菜ソムリエアワード」で2度の銀賞に輝いた。

 堀さんは10月ごろに通信制のパーソナル講座も開始予定で、野菜ソムリエを生業に新たなステージへと踏み出す。「合格はスタート。おいしく野菜を楽しむ健康的なダイエットを提唱していきたい」と語った。