◆胃心地いいね「 Restaurant&Bar PORTO」 糸満市潮崎町

 糸満市潮崎町の住宅街に建つ、海沿いのピッツェリア(ピザ屋)。元バーテンダーの店主・大城宗純さん(36)が2012年に市西崎で開業し、2年前に現在の場所に移転した。アンティーク調の雑貨が並ぶ店内で存在感を放つロードバイクは、自転車好きの店主・大城宗純さんの愛車。海を望めるゆったりしたロケーションで焼きたてピッツァが楽しめると、自転車愛好家の拠点にもなっている。

 バーテンダー時代に調理担当を任されたのがきっかけで料理の楽しさに目覚めたという大城さん。研究熱心な性格が高じて「大好きなピッツァを極めたい」と独学で生地作りを試行錯誤するうち、店を開業するまでになった。

 手練りで作る生地は、国産小麦粉と天然酵母、水、塩のシンプルな材料。24時間低温で発酵させた後、常温でさらに12時間発酵させることで、焼き上げた時に小麦の香りが広がり、弾力あるかみごたえに仕上がる。

 ランチのピッツァはマルゲリータやビスマルク、マリナーラなど数種類から選べて、全品1200円(税込み)でサラダとドリンク付き。プラス300円で妻の空さん(36)が作るガトーショコラかチーズケーキが付けられる。

 店内の一画にある石窯で一気に高温で火を通す焼きたてピッツァは、表面がさくっとした歯触りで中はもちもち。人気のマルゲリータなどに使うモッツァレラチーズは毎週イタリアから取り寄せるなど具材にもこだわる。

 季節や天気で生地の状態が変わるなど「日々発見があって学びに終わりがない。おじいちゃんになる頃には究極のピッツァができているかも」と笑う。

 「ピッツァは人を引き寄せ笑顔にする食べ物。沖縄そばみたいに多くの人に愛される県民食にしたい」とピッツァ作りへの熱意と愛情をのぞかせた。(南部報道部・松田麗香)

 【お店データ】糸満市潮崎町3の22の18。ランチは午前11時半から午後3時、ディナーは午後6時から10時。日曜のディナーと月曜定休。電話098(959)0211。