沖縄本島内にある児童自立支援施設に入所している女子中学生(14)が11日、自身で縫った手作りマスク120枚を県警少年サポートセンターに寄付した。女子中学生は「コロナ禍で、何か役に立ちたいとの思いで1枚、1枚丁寧に縫った。大切に使ってほしい」と話した。(社会部・比嘉太一)

 マスクは女子中学生が4月に外泊許可が出た際、祖母が手縫いでマスクを作製している様子を見て、見よう見まねで作った。

 ゴールデンウイーク明けには施設の職員30人分のマスクを作製。コロナ禍で、「社会のために何か役に立ちたい」との思いが強くなり、5月中旬ごろから少年サポートセンターに寄贈するマスクの作製を開始。20日間で120枚を手縫いで作った。

 同施設に入所している友人2人も、完成したマスクのアイロンがけやラッピングを手伝った。水色とネイビー、青色の計3種類のマスクには「体調には気をつけてください」「お疲れさまです」のメッセージも添えた。

 女子中学生は「人生の中で人の役に立つことを初めて経験した。作製は大変だったが、すごく達成感があり、多くの人たちが喜んでくれたことが何よりうれしい」と語った。

 マスクを受け取った少年サポートセンターの志良堂貴所長は「一つ一つ丁寧に縫っていて、女子中学生の思いに胸が熱くなった。大事に使いたい」と感謝した。マスクは同センターを通じて県内各署の補導職員などに配布される予定。