紅型雑貨を展開する紅琉(宜野湾市、下地秀樹代表)は、和装にも洋装にも合う紅型帯ベルト「ARUKA SHIRUKA(アルカシルカ)」を発表した。本革に紅型を縫製した帯ベルトで、紅型の繊細な模様と色彩が本革の艶やかな黒に映える。帯締めもついている。7日から13日まで、那覇市のデパートリウボウ1階スペースBで展示即売会を開く。紅型帯ベルトをはじめ、晴雨兼用の傘やかばん、ジュエリーなどを扱う。

 アルカシルカを手がけたデザイナーの下地ナホさんは「和装では巻いて帯締めできゅっと締めるだけでよく、ワンピースなど洋服では両サイドを少し垂らすような着こなしがおすすめ」という。

 紅型は「ハイビスカス」と、「雪輪、梅の古典柄」の2種類で、それぞれ赤と青の2色ある。ハイビスカスは、やふそ紅型工房、古典柄は、普天満紅型工房で制作。色味は華やかさを残しつつ抑えたという。帯の裏地は体にフィットしやすいデニム生地を採用した。

 ナホさんは「着物をもっと気軽に楽しんでほしい。紅型をもっと日々の暮らしに取り入れてほしい」と新作への思いを語った。(政経部・村井規儀)