11日に与那国町の沖合で台湾漁船が座礁した事故で、石垣海上保安部は17日、業務上過失往来危険の疑いで、船を操縦していたインドネシア国籍の男(33)を那覇地検石垣支部に書類送致した。男は「居眠りしてしまった」と容疑を認めているという。

 石垣海保によると、男は事故当時、船の操縦を担っていたにもかかわらず、居眠りして見張りを怠り、船を浅瀬に乗り上げさせて航行不能にした疑いがある。

 事故は11日午前2時55分ごろ、与那国町東崎の北西約500メートル沖合で発生。外国籍の乗員7人が乗る台湾籍の漁船(37トン)が座礁し、同海保のヘリコプターで同日午前8時10分ごろまでに全員が救助された。