昨年10月に亡くなったイラストレーター・和田誠さんがキネマ旬報社による『第93回キネマ旬報ベスト・テン』で「特別賞」を受賞。11日、都内で行われた表彰式には、妻で料理愛好家の平野レミが代理で出席した。

 壇上で和田さんの「映画の素晴らしさや楽しさを広く伝え、多くの映画ファンを育てた功績」を表彰。記念トロフィーを受け取った平野は「こういう場に立ったことがないので、場違いで何をすればいいのか、さっぱりわからない! うちの夫が天国から見てたら『レミがこんな場所に立ってる!?』と驚いてるかも」と笑いながら「もうちょっと長く生きていれば、こういう賞をもらえて最高だったと思うけど、天国で見てるのか、聞いてるのか、わかりませんけど、お父さん、賞をいただきましたよ!」と喜びを伝えた。

 和田さんの死去から約4ヶ月。気丈にスピーチを続けていた平野だったが、最後には「本当に優しい夫でした。あんなに優しい人と結婚しちゃったから、後がつらい。悲しくて、悲しくて、悲しくて、本当につらい」と本音をこぼし「もう泣いちゃうからスピーチやめますね!」と切り上げていた。

『第93回キネマ旬報ベスト・テン』主な受賞一覧
■日本映画ベスト・テン第1位:『火口のふたり』
■外国映画ベスト・テン第1位:『ジョーカー』
■文化映画ベスト・テン第1位:『i-新聞記者ドキュメント-』
■読者選出日本映画ベスト・テン第1位:『半世界』
■読者選出外国映画ベスト・テン第1位:『ジョーカー』

■日本映画監督賞:白石和彌(『ひとよ』『凪待ち』『麻雀放浪記2020』により)
■主演女優賞:瀧内公美(『火口のふたり』により)
■主演男優賞:池松壮亮(『宮本から君へ』により)
■助演女優賞:池脇千鶴(『半世界』により)
■助演男優賞:成田凌(『愛がなんだ』『さよならくちびる』により)
■新人女優賞:関水渚(『町田くんの世界』により)
■新人男優賞:鈴鹿央士(『蜜蜂と遠雷』『決算!忠臣蔵』により)
■特別賞:和田誠