プロテニスプレイヤーの大坂なおみにNetflixが密着取材していることがわかった。グランドスラム2大会連続優勝で瞬く間に女子テニス界の新女王となった大坂。その栄光に隠された努力や苦悩、グランドスラムからプライベートまで完全密着したNetflixオリジナルドキュメンタリー『Naomi Osaka(仮題)』は、近日配信予定。

 先日の『第92回アカデミー賞』では、Netflix作品の『アメリカン・ファクトリー』が長編ドキュメンタリー賞を受賞。今回は、『ブラジル −消えゆく民主主義−』もノミネートされるなど、Netflixではさまざまな生い立ちや出身地、言語のクリエイターや出演陣が作るオリジナルドキュメンタリーを多く手がけている。

 『Naomi Osaka(仮題)』の共同製作はスポーツドキュメンタリーの制作会社「UNINTERRUPTED」、制作は「Film 45」が担当。昨年年8月の全米オープンから撮影を開始し、来たる2020年の東京オリンピックに向けた準備の様子まで、大坂のプレーヤー人生においても極めて重要な1年間に密着する。日本人の母親とハイチ系アメリカ人の父親を持つ彼女が、日本から米国へ移住した子ども時代から、史上初となる日本人初のグランドスラム優勝、アジア人初の世界ランキング1 位に輝くまでを振り返りながらひも解いていく。

 過酷なトレーニングや世界を飛び回るめまぐるしいスケジュールのツアーに撮影クルーが同行、常人には伺い知れないプレッシャーを抱え戦う姿や自身を見つめ直す様子、そしてユニークで誠実な彼女のプライベートの素顔に迫る。さらに日本にも訪れ、多文化的なアイデンティティを持ちながら彼女が日本代表として活躍してきた理由を探る。

 大坂は「自分にとって大きな意味を持つこの一年の間に、私のことを本当に理解してくれるチームと協力しながら、たくさんの出会いを通して自分自身のストーリーを語ることができ、とても有意義な経験になりました。これまでのスポーツドキュメンタリーとは違うものになっているので、それをみなさんにお届けできることに、とてもワクワクしています」と、コメント。

 本作で監督を務めるギャレット・ブラッドリーは、ニューヨーク・タイムズのドキュメンタリーシリーズとして制作した短編映画『Alone(原題)』で、アカデミー賞ノミネートの最終候補作品にも選出される高評価を受けたドキュメンタリー界の新進新鋭の女性監督。先日発表された2020年サンダンス映画祭では、『TIME(原題)』で米ドキュメンタリー長編映画コンペティション部門において優秀監督賞を受賞した。『Naomi Osaka(仮題)』でもその手腕を存分に発揮してくれることだろう。