■映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』インタビュー(2)

 セクシーでクレイジーなのにめちゃめちゃキュートな“悪カワ”ヒロイン、ハーレイ・クインを主人公にした最新作『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』が、20日より全国公開された。今、最もハリウッドで注目されている女優マーゴット・ロビーが演じるハーレイの大好物は、チーズとベーコンが入ったエッグサンド。

 劇中では、なけなしの金で買ったエッグサンドにかぶりつこうとしたその時、突然刑事のモントーヤに狙われてしまうハーレイ。エッグサンドを片手に路地から路地へ逃げるが、ハーレイに恨みを持つ者たちが次々と行く手をはばむ。ハーレイはさまざまな追っ手を振り払い、エッグサンドを食べることはできたのか…。顛末は映画で観てもらうとして…。マーゴットの好きな食べものは?

――映画を観た後、無性にエッグサンドを食べたくなりました。

【マーゴット・ロビー】そうね。私たちはフードポルノ(食欲をそそるおいしそうな料理写真のこと)と呼んでいるわ。

――ハーレイにとってのエッグサンドのような、あなたをハッピーにする食べ物はありますか? 大事なことの前に食べるラッキーフード(勝負メシ)はありますか?

【マーゴット・ロビー】たくさんあるわよ。なぜなら、私は食べることが大好きなの。まず、バーガーが大好き。仕事で行った先々で、その街の最高のバーガーを探しているわ。だから、かなりのバーガー通よ(笑)。それと、二日酔いの日は、タイ・フードね。タイ・フードが大好き。それと、ラーメンも欠かせないわ。バーガー、ラーメン、タイ・フードね。

――ロサンゼルスでお気に入りのラーメン店はありますか?

【マーゴット・ロビー】シルバーレイク・ラーメン(https://silverlakeramen.com)がおすすめよ。注文するのはいつもクラシック・トンコツ。それに、エキストラでコーンを足すわ。この映画のプロモーションで日本に行く予定だったの(新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により取りやめ)。毎日、朝食にラーメンを食べるつもりでいたし、どこに食べに行くか計画を立てていたの。だから、行けなくなってとてもがっかりしたの。だから今週は、私も夫も、この映画の脚本家のクリスティーナ(・ホドソン)も、ずっと日本食を食べているの。そうやって、私たちはロスにいながら、日本にいるフリをしていたのよ(笑)。

ハーレイ・クインは「良いことができる悪い人」

――そんなに、来日を楽しみにしていてくれたんですね。ありがとうございます! マーゴットさんの来日を期待していた日本のファンも、心があたたまると思います。この映画のハーレイも、マーゴットさん自身もとても前向きで、多くの人を元気づけてくれますね。マーゴットさんは、ハーレイ・クインのどういった点が好きですか?

【マーゴット・ロビー】私もハーレイが大好きよ。彼女はとてもエネルギーがあって、いつも楽しい選択をする人だから。ファイトシーンの最中に彼女はあえてローラースケートを履くの。全く理にかなっていないにもかかわらず、彼女はその方がもっと楽しくなると思ってしまうのよね。誰かが彼女に銃を向けても、彼女の目の前に野球のバットがあって、それが最も楽しい武器だと思ったら、彼女は銃撃戦に野球のバットを持っていくわ。そういうところが、彼女のとても楽しい一面だと思っている。全く実用的じゃないけど、それでなんとか切り抜けちゃうのがハーレイ。彼女には、『近視のマグー』(1949年に製作されたアニメ)のキャラクターのような幸運があるの。そういったことをスクリーンで演じるのは楽しいわ。

 でも、最終的に、彼女が悪い人であるというのも好き。彼女はひどい人なの。彼女はいつも自分勝手なことをするわ。自分が助かるために子どもを売り渡そうとしても、全く悪気がないの。でも、今回の映画では、罪悪感からくる心の痛みに襲われる。それで彼女は一瞬、正しいことを言うの。そういところがこのキャラクターの面白いところよね。彼女はいつも、善と悪の境目で揺れ動いているの。そして、たぶん、良いことができる悪い人なんだと思う。そういうところを見つけるのが好き。その時々で、彼女がどちらに傾いているかを選ぶ感じで演じていました。

――マーティン・スコセッシ(『ウルフ・オブ・ウォールストリート』)、クエンティン・タランティーノ(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)といった多くの素晴らしい監督たちと仕事をしてきました。女優として毎作品ごとに学んでいると思いますが、今でも女優として自分が成長しているのを感じますか?

【マーゴット・ロビー】100%そう思うわ。私は学び続けて、成長し続けるわ。私がオファーを断る時というのは、脚本を読んで自分のやることが容易に想像がついてしまう時よ。どんなに脚本が良くて、間違いなく素晴らしい映画になるとわかっていてもね。毎回、新しい役を得るたびにチャレンジしたい。そうすれば、もっとよくなることができると思うから。

 80歳になっても学んでいることを願っているわ。毎回違う監督と仕事をする度に、違う形で試されていくのがいいの。彼らのやり方によってね。監督たちは各々自分のやり方しか知らないけれど、私はみんなを見ることができる。ジェイ・ローチ(『スキャンダル』)、クエンティン、ジェームズ・ガン(2021年公開予定の『The Suicide Squad』)…多くの監督たちの仕事ぶりを見れるのは、役者にとって最高のギフトの一つね。それは本当に素晴らしいことよ。