NHKで放送中の連続テレビ小説『スカーレット』(月〜土 前8:00 総合ほか)。第24週「小さな希望を集めて」(第139回〜第144回:3月16日〜21日)を振り返る。

 白血病と診断された武志(伊藤健太郎)のために検査を受けた喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)だが、いずれも骨髄移植のドナーにはなれなかった。照子(大島優子)や信作(林遣都)の家族、石井真奈(松田るか)や永山大輔(七瀬公)、宝田学(大江晋平)ら友人たちも検査を受けたが、誰も適合しなかった。喜美子は懸命に気を取り直し、感謝の気持ちを持つ。

 百合子(福田麻由子)から武志の病気のことを聞いた庵堂ちや子(水野美紀)が、心配して信楽にやって来てくる。カフェSUNNYで会ったちや子は、自身もドナー検査を受けたことを告げ、知り合いにも呼びかけると喜美子に話す。そして、「川原喜美子は母親であると同時に陶芸家や。今の思いを作品に込めたらええねん」と、励ました。喜美子は、検査を受けてくれた人たちに絵付け皿を贈って感謝を伝えることにした。

 喜美子は武志と同じ病で闘っている安田智也(久保田直樹)の母親に皿をプレゼントしようと病院を訪れる。しかし、智也の容体が急変。大崎の懸命な治療もむなしく、亡くなってしまう。ショックを受けた喜美子が武志に伝えるかどうか悩んでいると、大阪時代の知り合い、荒木さだ(羽野晶紀)と酒田圭介(溝端淳平)が訪ねてくる。

 喜美子が二人と会うのは約30年ぶり。昔話や二人の近況をうれしく聞く喜美子。和歌山の大きな病院の小児科部長になった圭介は、ドナー探しが難しいことに触れつつも「医学の進歩はすごいで。白血病? 治るでそんなん、て言われる日がきっとくるって僕は信じてる」と喜美子と八郎を励ました。

 一方、武志はあえて真奈と距離を取っていたが、真奈はめげずに武志のもとを訪ねてくる。作陶に夢中の武志に代わって、喜美子に武志への秘めた思いを明かす。武志にも「病気を理由に避けられるのは納得できひん、そういうのは許可しません。また来ます」と伝えるのだった。

 陶芸に励む武志を八郎が手伝っていると、武志が発熱。八郎は大崎に連絡する。武志は縁側で横になっていると、雨が降り始め…。真奈の忘れ物の傘がきっかけで雨の波紋にひらめき、製作中の皿のイメージを膨らませる。

 武志の病状は徐々に進行。アルバイトを辞め、陶芸に専念することに。ある日、穴窯からできあがった作品を取り出していた喜美子から「景色を想像するや」というヒントを得た武志はついに、納得のいく作品を完成させた。