2020年に東京パラリンピックを控え、アニメでパラアスリートのオリジナルストーリーを描く『アニ×パラ〜あなたのヒーローは誰ですか〜』。著名な漫画家とアニメ監督たちが一緒になって生み出す魅力的なキャラクターと豊かな物語で、パラスポーツをもっと身近に、もっと楽しく知ってもらうプロジェクトの第10弾は、視覚障害者マラソンを描いた漫画『ましろ日』(原作:香川まさひと、作画:若狭星/小学館「ビックコミック」連載)とコラボする。NHK・BS1で、31日(後10:40〜)に放送される。第9弾「ボッチャ×ひうらさとる(ホタルノヒカリ)」(30日 後10:40〜)と2夜連続放送。

 『ましろ日』は、広島を舞台に、苦難を抱える人々の絶望と奮闘、希望を描いたヒューマンドラマ。原作者・香川氏はドラマ化もされた『監察医・朝顔』などの作品でも知られる。

 『アニ×パラ』では、視覚障害者マラソンに初めて挑むランナーとベテラン伴走者が、最初の一歩を踏み出すまでを描いたオリジナルストーリーをアニメ化。主人公の声は、女優の中村アン。テーマ曲は、数々のアニメ作品の楽曲を手がけたLiSAが担当する。

 題材となる視覚障害者マラソンは、全く視力がない「盲」と、全く見えないわけではないが、日常生活や就労において制限や不自由を強いられる「弱視(ロービジョン)」に大きく分けられる。国際大会に出場する際に適用される、障害の程度に合わせてわけられた3つのクラスがあり、視力0.0025未満の場合は伴走者が必須となる。

 物語は、もともとマラソンの選手だった國分のぞみが、事故で失明してしまい、視覚障害者マラソンに挑戦することを決意するところから、伴走者を務めることになった、伴走のプロとも呼ばれる中居彦一との出会い、「自分たちはチームであり、対等だ」という中居との伴走ロープ“キズナ”でつながれた、二人三脚の日々を描く。

 中村は「今回、アニ×パラを通して視覚障害者マラソンについて深く知ることができました。ランナーと伴走者の関係性にすごく驚かされ、2人の絆からたくさんのことを学びました。いろんな感情が詰まったすてきなお話となっています。これをきっかけに、たくさんの方々にパラスポーツの事を知ってもらいたいです。ぜひご覧ください」と、呼びかけた。

 テーマ曲「晴レ舞台」を歌うLiSAは「『ましろ日』という物語を読みながら、晴レ舞台に向かう自分と重ねながら、一人一人の真剣な想いとキズナに涙しました。キズナを握り夢に向かう皆さまの“晴レ舞台”が、希望と勇気いっぱいで走り出せますように」と、メッセージを寄せている。