富山県出身の落語家・立川志の輔、女優の室井滋、柴田理恵、プロ野球・ロッテの石川歩選手、ジャーナリストのモーリー・ロバートソンが8日、富山県庁で行われた富山県新型コロナウイルス感染症応援金募集に関する記者会見にオンラインで参加。寄付を訴えた。

 富山県では、きょう8日朝までに累計で217人の感染者が出ている。県出身の有志や県内各界などから、新型コロナウイルス感染症対策への支援の申し出があったことから、県は新たに「富山県新型コロナウイルス対策応援基金」を設置する。

 東京・日本橋にあるアンテナショップの富山館からの中継で、室井は「普段は富山の味が懐かしくなるとお邪魔していた」が、現在は感染拡大の防止のために閉店中。富山は全国的にも新型コロナウイルスの感染者の発生が遅かったが「ゼロのベスト5に入ったのに、あるところからビックリするようなことになって…。東京にいる自分たちの生活もあるけど、富山のことが気になって、気になって…。何もできなくて」と抱えていた思いを吐露した。そして、自身の周りにも寄付の賛同者がいることを明かし「心を1つにして頑張りましょう!」とメッセージを発信した。

 柴田は「私も滋ちゃんと一緒で『絶対に感染者ゼロで頑張れ』と祈っていました」と振り返り「残念ながら、こういう結果になってきました」と無力を感じた。4月には富山市民病院でクラスター(感染者集団)が発生し、涙で窮状を訴えた。「富山のことが心配で心配で。帰られんし、帰ったら絶対に迷惑になるし…」ともどかしい胸中を吐露。「今、1番、大事なのは医療の最前線で頑張るお医者さん、看護師さん、職員さん。私も親の病気でいっぱい世話になった。本当に感謝しております。何かできんのかと思っていたら、こうやって応援基金が立ち上がった。自分も何かできる。感謝の気持ちでいっぱいです。私のように思っている方は県内にも県外にもたくさんいらっしゃると思う。応援基金は我々の気持ち。困った時に助け合うのが富山県人なんじゃ。みなさん、一緒に頑張りましょう!」と呼びかけた。

 石川選手は「医療関係者のみなさん、そして店の自粛をされている方、部活動や学校に行けない人、それぞれ困難に立ち向かっていると思います」と労う。「なかなかいつも通りの生活に戻れずストレスが溜まることもあると思います。僕自身もシーズンの開幕が見えず、練習の場所が限られていたり、6月に開催予定だった富山での試合も中止になりました」とやり場のない悔しさを打ち明けながらも「いつシーズンが開幕してもいいように家でできることを準備しています」と前を向く。最後は「みなさんも1日1日できることは限られていると思いますけど、みんなで心を1つにしていきましょう。僕も、この基金に協力します」とエールを送った。

 基金は、きょう8日から募集を開始。富山県新型コロナウイルス対策応援基金ページなどから申し込み可能。当面の目標は5000万円という。