コロナ禍により多くの春ドラマが放送延期などの影響を受けているなか、NHK総合「よるドラ」枠で放送中のドラマ『いいね!光源氏くん』が着実に人気を高めている。ドラマ視聴者の満足度を調査した「オリコンドラマバリュー」では、平均満足度(※)1位を独走中。主人公・光源氏を演じる千葉雄大の“あざと可愛い”演技と役どころが、「ハマり役」と高評価を集めている。

◆放送ごとに満足度が上昇、奇想天外な物語で視聴者を引きつける

 本作は、「源氏物語」でおなじみの平安貴族・光源氏が現代にタイムスリップして、1人暮らしOLの部屋に転がり込み、"いとおかし"な共同生活が始まるという奇想天外なストーリーだ。千葉雄大が演じる光源氏は、絶世のイケメンにして希代のプレイボーイ。感動すると和歌を詠むクセがあり、SNSを使いこなすなど現代社会にみるみるなじんでいく。甘い顔立ちを生かした"あざと可愛い"演技でも注目を集めている千葉雄大だが、本作でその持ち味が存分に発揮されている。

 一方のヒロインを演じるのは、25歳にして芸歴17年の実力派女優・伊藤沙莉。地味で自分に自信のない"こじらせOL"という役どころで、ヒモ同然の雅な日々を送る光源氏にはじめはイライラが止まらないが、やがて現代人とは異なるゆったりした時間感覚や価値観に癒されている自分に気づき始める。

 2人の出会いと光源氏のイケメンぶりに翻弄されるヒロインが描かれた1話目の満足度は、100Pt満点中、64ptとまずまずの好発進。そして、光源氏が朝帰りしたことでヒロインがヤキモチを焼くという2人の恋心を思わせる心境が描かれた2話目の放送で、79Ptまで上昇。さらに、光源氏が現代社会のグルメにハマってぽっちゃり体系になってしまったという3話目では、84Ptまで数値を伸ばした。光源氏のライバル的存在である桐山漣演じる頭中将が登場した4話目も、82Ptと高数値を維持している。

◆千葉雄大&伊藤沙莉のコンビ演技に高評価

 本作を支えているのは主に女性視聴者だ。「ドラマを観た」と答えた視聴者の女性の割合は66%で、10代から50代まで幅広い層が支持している。寄せられたコメントには、千葉雄大のあざと可愛いビジュアルと演技に対して、「めちゃくちゃ光源氏に合っている!キャスティング100点満点」(30代/岡山)、「口に手を当てホホホホホと笑う姿が微笑ましい」(50代/東京)と好印象を寄せる声が多い。

 さらに、光源氏の天然ボケに対してツッコミを入れる伊藤沙莉の演技についても、「最高!おもしろい」(10代/兵庫)、「2人のコンビの相性がいい」(30代/東京)とコメントが寄せられている。女性視点での物語をけん引する伊藤の演技力を高く評価する声が集まった。

 コロナ禍で人々の気持ちが沈んでいるなか、本作には「鬱々としているところで、久しぶりに笑った」(30代男性/東京)、「明るいし楽しい気分になれる」(30代女性/愛知)という声も散見された。視聴者にひとときの安らぎを与えている本作は、引き続き今クールを盛り上げてくれそうだ。

※平均満足度は、4月期に2話以上放送された新作作品が対象(再放送や特別編は除く)
【オリコンドラマバリューとは】
オリコングループの調査システム「オリコン・モニターリサーチ」の登録者から毎週、全国690名の視聴者を対象に、各ドラマの「期待度」「満足度」について、「作品」「主演」「主演以外」「セリフ」「映像」「音楽」「美術」「ストーリー展開」を10点満点で調査。「オリコンドラマバリュー」はその結果を、過去1年間のデータに照らして偏差値化した。「視聴量」「主演」「主演以外」「内容」という4項目に加え、Twitterのツイート量を加えた「話題性」の5項目を各1〜20ポイントとし、計100ポイント満点で集計している。