明治安田生命では、毎月恒例で行なっている既婚男女に向けた「家計」に関するアンケート調査を実施。今年は、例年と異なり、新型コロナウイルスの感染拡大の真っただ中。依然として出口が見えない日々に、私たちの健康だけではなく、家計にも大打撃を与えている。休園・休校・テレワークのため毎食家で料理を作れば食費も膨らむ。収入は減り、支出が増える今、切り詰める先に夫のお小遣いを選ぶ家庭も……。

■コロナの影響で約7割が将来の家計に「不安」

 今回調査対象となったのは全国の20歳〜79歳の既婚男女1620名。家計に「不安を感じる」と答えた理由として「給与や収入の減少」が全世代で1番にあげられた。

 さらに年代別では、「日用品・衛生用品などの備蓄品購入にかかる支出増加」「疾病にかかる医療費の増加」は60代以上の高齢層に多く、子育て世帯となる30代〜40代の女性では、「食費の負担増加による出費の増加」が他の世代と比べて最も多い結果に。在宅勤務の広がりや、子どもの休校を受けて昼食代金がかかるようになったことが影響しているようだ。

 巣ごもり生活によって生活必需品以外の物への出費も増えている。書籍を購入したり、子どもの教育や自己啓発のため「通信教育等、教材の購入」にお金を使っている人も。外出を避けるために自宅で体を動かすフィットネス器具や、娯楽目的でゲーム機を買う人も増え、ネット等で品切れになることも。

■家計を助けるために夫のお小遣いを減らす!?

 どの世代も様々な理由で家計への不安を感じているなか、節約先が夫のお小遣いになっているという結果も。20代〜50代の夫婦に聞いたアンケート結果では、希望するお小遣い額に夫は「4万3811円」、妻も「2万5828円」と答えているが、実際の金額とはかなりの開きがある。昨年の月平均から比べると、平均お小遣いが1,696円減少の「2万6384円」となり、2018年以降2年連続で増加傾向にあったがマイナスに転じた。

 夫婦別に見ると妻はほぼ横ばいの「1万9049円」に。しかし夫は約4000円減少し「3万3720円」。消費税増税に加えて、新型コロナウイルスへの不安も重なったのかリーマンショック時以降最大の下げ幅だ。しかし、飲み会や外出の機会が減ったことで、お小遣いの使い道も減っているため、数字でのインパクトより実際の打撃は少ないかもしれない。

■例年とは違うGWの過ごし方で予算も激変

 食料品にかかる費用が増える一方で、今年のGW予算は激減。昨年の予算「4万7249円」から半分以下の「2万3010円」と回答。当初予定していたGW予算を新型コロナウイルスの影響で変更したかを聞いたところ、4月初旬の調査時で既に4割が「減らす」と答えていた。

 旅行やレジャーに出かけられない今年の大型連休。どのように過ごすかについて聞いてみると、「自宅で過ごす」と答えた人が約7割を占め、外出自粛が大きく影響している結果となった。

 大型レジャー施設はGW中も営業自粛しており、感染を拡大させないためにも巣ごもり生活をするほかない。今年の大型連休は外に出られないなりに工夫して、自宅で普段よりも濃密な家族時間を楽しむことが出来そうだ。