日本におけるデリバリーピザの草分け、ドミノ・ピザが2020年9月30日に日本進出35周年を迎え、この日を記念して「宅配ピザの日」に制定。その前日となる9月29日、ゲストに眞鍋かをりさんを迎え、デリバリーピザの歴史と未来を語るオンラインイベントが開催されました。

 イベントではまず、ドミノ・ピザ ジャパンのジョシュア・キリムニックCEOがビデオメッセージを寄せ、日本における35周年は、支持してくれたお客様のお陰であり、従業員一同が努力してきたお陰だと語りました。そして35周年記念商品として「クワトロ・ハッピー」Mサイズを持ち帰り限定で700円(税抜)で提供するキャンペーン(9月30日〜10月11日)を発表。この価格は、9月に700店舗を達成したことにもちなんでいるとか。

 また、9月14日〜11月29日の期間限定で「プレミアムシェイク カラフルケーキ」も登場。カラフルなスプレーチョコに彩られた35周年記念のメニューで、通常版が600円、ホイップをつけると650円となります(いずれも税抜)。


 このほかにも、9月30日の7時〜23時59分の期間、Twitterでドミノ・ピザや宅配ピザの思い出で募集するキャンペーンも実施。「#宅配ピザの日」をつけて投稿した人を対象に「1-4 ハッピーレンジのピザ対象 Lサイズ 50%OFFクーポン(デリバリー限定)」がプレゼントされるとのことです。

 ゲストに眞鍋かをりさんを迎えてのトークセッションは、1988年入社というドミノ・ピザ ジャパンの柿内宏之執行役員がお相手。社内の歴史に精通した生き字引だそうです。

 普段からドミノ・ピザを利用しているという眞鍋さんは、1985年の日本進出時、メーカーと協力してオリジナルの3輪バイクを作り上げるところから始まったと聞いて驚かれた様子。柿内さんによると「出前」のイメージから脱却し、新しいデリバリーピザというものを定着させたかったとのこと。実際に「あのバイクで配達してみたい」と、従業員になりたいという人が多かったそうです。

 柿内さんはドミノ・ピザが、日本にデリバリーピザの文化を定着させたいという思いから、早い段階から日本オリジナルのメニューに取り組んできたことも紹介。1992年に登場した「チキテリ」は、日本初の和風ピザとなる、テリヤキチキンを使ったメニューでした。

 1枚のピザで4種類の味が楽しめる「クワトロ」も、1997年にドミノ・ピザが初めて導入したもの。これも日本オリジナルの発想で、日本人はたくさんのピザを一度に食べられないので、その中でもいろいろなメニューを楽しみたい、という要望から生まれたといいます。

 2015年に始まった、GPSを利用し屋外にもデリバリーができるようになった「ピンポイントデリバリー」では、眞鍋さんもお花見やピクニックでピザがデリバリーされる様子を見て驚いたそうです。


 このGPSを使った取り組みでは、2016年に始まったGPSドライバートラッカーも画期的なもの。注文したピザが今どこにいるか、リアルタイムで分かるのは便利で、眞鍋さんはお子さんをお風呂に入れるタイミングを調整するなど活用されているとか。また、このドライバートラッカーで運転の状況も店舗で把握できるため、従業員の安全運転意識を高める働きもあるんだそうです。

 ドミノ・ピザでは、デリバリー時の環境負荷を考え、2017年からEバイク(電動アシスト付き自転車)の導入を進めています。現在、全国で導入率は約3割となっています。都内では5割を目標に進めているそうで、2030年までに電動車(Eバイクや電動バイク、電気自動車)に完全移行する目標を掲げているんだとか。

 もちろん、ピザの味も向上の手を緩めていない、と柿内さん。2010年には「ピザメイクマイスター」制度をスタートさせ、従業員の技量向上を後押ししているといいます。現在4000人が認定され、全時間帯で各店舗に最低1名はいる状態にしたいとのこと。さらに上級職として「アドバンストマイスター」も300人ほどが認定されており、黒いエプロンが目印だそうです。

 そこで早速、ロケ地となった店舗でアドバンストマイスターの手による「クワトロ・ハッピー」を味わってみることに。生地を伸ばすところから始まったので、モニター越しに見ていた眞鍋さんは「本当に手作りなんですね」と驚いた様子。

 柿内さんによると、味が4分割されるクワトロは、場所によって使うピザソースが異なるので正確に塗るため神経を使うとのこと。さらに各具材の量や配置は一定になるよう、感覚を研ぎ澄ましているんだそうです。本当に職人芸の世界ですね。

 出来上がるのを待つ間、好きなドミノ・ピザのメニューを聞かれた眞鍋さんは、チーズ好きということもあり「ビッグチーズ」がお気に入りと回答。「いずれは1kgチーズにも挑戦してみたい」と語っていました。

 そうこうしているうちに、ピザが焼き上がりました。切り分けられたピザと、プレミアムシェイク カラフルケーキで乾杯。




 こんなメニューがあったら……という質問には、もっと色々なチーズが楽しめるといい、と語り、ワインに合うワイン好きのためのピザがあってもいいのでは、との答え。ピザでは馴染みがないけれど、ウォッシュチーズを使ったものや、ブルーチーズとそれによく合う甘いものを組み合わせたメニューも面白いかも、と話していました。確かに、ブルーチーズとドライフルーツのイチジク、それにはちみつを合わせたメニューは、デザートピザ的に面白いかもしれませんね。

 子供向けには、温めて美味しいグリュイエールとエメンタールという2種のチーズを使い、よりチーズの弾力と伸びを楽しめるものもいいですね……と、眞鍋さんはチーズ愛、そしてピザ愛が止まらない様子でした。

取材協力:株式会社ドミノ・ピザ ジャパン

(取材:咲村珠樹)