「糖質オフ」はいまやダイエットの定番。炭水化物(糖質)の摂取量を制限する「低炭水化物ダイエット」がブームになっています。とかく「ダイエットの敵」と見なされがちな糖質ですが、健康な体には欠かせない大事な栄養素です。東京・渋谷にあるカフェ「伊右衛門サロン渋谷ヒカリエ店」では、食事をおいしく取りながら、糖質をはじめとする栄養素をバランス良く摂取できる「おいしい糖質対策メニュー」を29日まで公開しています。先ごろ開催されたメニューの発表会に参加し、メニューを監修した管理栄養士の篠原絵里佳さんに「糖質対策」の正しい知識を聞きました。

糖質は、摂取すると体内でブドウ糖に変わり、細胞を動かすエネルギーになります。篠原さんは「エネルギー源である糖質が不足すると、栄養のバランスが悪くなり、むしろリバウンドしやすくなります」と話します。

糖質制限によりエネルギー不足になると、筋肉を分解してエネルギーに変えます。その結果、筋肉量が減り、基礎代謝も低下。太りやすい体になってしまうのです。しかも、糖質不足には「肌荒れ」「しわ・たるみ」を招くリスクもあります。美容と健康のためにも、糖質は体に欠かせません。

一方で、糖質を取り過ぎると、血糖値が急上昇し、血中のブドウ糖が大量となり、エネルギーに変える処理が追いつかなくなります。処理できなかった「過剰分」は、内臓や皮下に中性脂肪として蓄えられ、これが肥満の原因になります。このため、適正なバランスで適正な量の糖質を摂取することが大切になるのです。