保育園に行きたい気持ちをこらえる娘を描いた漫画「登園自粛中の娘が思うこと」がSNS上で話題となっています。新型コロナウイルス感染拡大を受けた保育園への登園自粛で、ストレスがたまっている5歳と2歳の娘。そこで、自宅近くの川沿いの遊歩道を歩くのが日課になっていますが…という内容で「すてきな言葉に頑張ろうと思えた」「よく理解していて偉い」「みんなで頑張って乗り切りましょう」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

コロナなんて分からないと思っていたら…

 この漫画を描いたのは、雨(ペンネーム)さんです。インスタグラムでは育児エッセー漫画を発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

雨さん「今年に入ってからです。もともと、子どもの成長や面白かった発言をメモで残していたのですが、後で見返せるようにイラストにしてみようと思いました。それなので、はじめのうちは、人さまにお見せするものというより自分の記録用という感じでした」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

雨さん「緊急事態宣言を受け、娘たちが通う保育園から登園自粛を依頼されました。コロナウイルスなんて説明しても子どもたちには分からないよなあ…と思っていたのですが、長女は大人が思っている以上に理解していたようでした。

このエピソードだけ見ると、聞き分けのいい子どもに見えるかもしれませんが、長女はかなり敏感なタイプでかんしゃくを起こしやすいので、自分なりに考え、理解している姿を見て成長を感じ、記録に残しておこうと描きました」

Q.娘さんは自粛当初、保育園に行けないことをどのように受け止めていましたか。

雨さん「私たちからは『コロナウイルスという怖いウイルスに感染しないように、保育園をお休みできる人は家で過ごしてねと言われているんだ』みたいなことを説明したと思います。長女ははじめのうちは『ずっとお休み!? やったー』とワクワクしていましたが、お出掛けもできない、私(母親)も家で仕事をする…と知ると、『だったら、保育園でお友達と遊んだ方が楽しい。保育園行きたい』と言っていました」

Q.この遊歩道は、保育園のお散歩コースなのでしょうか。

雨さん「お散歩コースの一つのようですが、園庭があるので、お散歩はたまにしか行かないようです」

Q.小さな子どもたちが我慢している姿を見て、また娘さんの言葉を聞いて、どのように感じますか。

雨さん「遊びたい盛りの子どもたちが、ストレスをためながらも我慢している姿を見ると、これは大人たちの踏ん張りどきだなと思います。リモートワーク中、周りで騒がれるとついつい『うるさいな』なんて思ってしまうのですが、あめんぼ保育園の件を思い出して、初心に返るようにしています」

Q.「STAY HOME」を頑張っている親子にメッセージがあれば、お願いします。

雨さん「皆さん、本当にお疲れさまですと言いたいです。買いたいものも思うように買えず、行きたいところにも行けず…さらには、家族との距離感が変わったこともあり、ストレスをためている方が多いのではないでしょうか。

だから、普段は厳しく律していることもこの緊急事態下では多少、自分にも人にも甘くていいんじゃないかなと思います。私も毎日、魂が抜けそうになりますが、小さい楽しみを大切にしながら、ともに踏ん張っていきましょう…」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

雨さん「『家族みんな我慢のときですね』『漫画を見て頑張ろうと思えた』などのコメントや、『お疲れさまです』『応援しています』などのねぎらいの言葉を頂きました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

雨さん「これからも変わらず、娘たちとの日常を載せていきたいです。仕事・育児・家事をしているとなかなか更新できないので、もっと、娘たちとの思い出を記録することに時間が割ければいいのになと思っています」