古い洗濯機を処分したときの出来事を描いた漫画「さよなら洗濯機」がSNS上で話題となっています。新しい洗濯機をもらったため、古い洗濯機をリサイクル処理することに。持ち込んだ先の物流会社で、作業員が車から洗濯機を降ろすと、小学4年生の長男が…という内容で「優しい長男くん」「いい子だなあ」「涙が出る気持ち、分かります」などの声が上がっています。作者の男性に聞きました。

最初はちょっと笑ってしまって…

 この漫画を描いたのは、ネコヘルパパ(ペンネーム)さん(45)です。漫画ブロガーとして活動しており、インスタグラムやブログ「ネコヘル家の日常」で漫画を発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

ネコヘルパパさん「漫画を初めて描いたのは中学生の頃です。今思えば、ものすごく雑に描いていました。それから随分時がたち、ブログを作る際に、家族の漫画も少し描いてみようとまた描き始めました。ただ、ブログ記事がメインの予定だったのに、漫画ばかりのブログなのが現在の悩みです(笑)根本的に絵を描くのが好きなようです」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

ネコヘルパパさん「リサイクルセンターに洗濯機を持ち込んだ際、壊れた洗濯機が無造作に置かれているのを見た長男が号泣しました。最初はちょっと笑ってしまったのですが、長男は洗濯機を単なる『物』とは捉えずに『生き物』と感じていたたのかもしれません。その様子を見て、僕も少しもらい泣きしました。ちょっぴり切なくて、でもどこか面白いネタだったので描きました」

Q.この洗濯機は何年使っていたのですか。

ネコヘルパパさん「この洗濯機は頂き物で、5年くらい使ったと思います。思い出というほどのことはないのですが、数人のお宅を転々としていた洗濯機だと思われます」

Q.緑くんは優しいですね。泣いているとき、何か声を掛けてあげたのでしょうか。

ネコヘルパパさん「最初、長男が泣いているのを見て笑ってしまいましたが、考えてみると何だか気持ちが分からないでもなく、僕もこみ上げてくるものがありました。長男には『そっか、泣けてきたんやな。一生懸命働いてくれた洗濯機やから、今までありがとうやな』と言いました。長男も泣きながらうなずいていました」

Q.ところで、漫画の中でご家族は「猫」のかぶり物をしていますね。

ネコヘルパパさん「そうなんです。他の家族漫画を描いている方を見ていると、どれが誰だか分からないことが結構あったので、色分けでキャラを分かりやすくしたつもりです。もちろん、猫好きというのもありますが」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

ネコヘルパパさん「『優しいですね』というご意見をたくさん頂きました。『自分も幼い頃、物には心があると思ってた』『ピュアな気持ちを大切にしてほしい』などのご意見も頂きました。ありがたいです。長男にもすべて伝えています」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

ネコヘルパパさん「現在は4コマ漫画しか描いていないので、家族漫画なのか創作なのかは分かりませんが、4コマ以外の漫画を描いてみたい気持ちはあります。今回の漫画も、4コマではない方がもっと伝わりやすいと思いますので」