宮城県気仙沼市の千田健一さんも聖火ランナーに選ばれています。40年前のモスクワオリンピックで、「幻の日本代表」となった千田さん。今回の東京オリンピックには特別な思いがあります。

千田健一さん
「中止が回避できたことについては、ホッとしています」

聖火リレーのランナーに選ばれた、千田健一さん。
オリンピックが「中止」ではなく、「延期」と決まったことにまずは胸をなでおろしました。

千田健一さん
「せっかく聖火ランナーのチャンスをいただいたので、延期なら楽しみが少し延びたということ」

千田さんのオリンピックに対する思いは特別です。
40年前、モスクワオリンピックのフェンシングの代表選手に内定していましたが、日本が参加をボイコット。夢の舞台に立つことはかないませんでした。

千田健一さん
「当時、果たして参加できるのか、できないのか、選手間でも動揺が広がっていた記憶がある」

引退後、指導者として長男・健太さんなどオリンピック選手を育てた千田さん。
今回の「1年延期」の決定はアスリートにとってベターな選択だと考えています。

千田健一さん
「不参加のモスクワを経験していますから、『中止』は回避してほしかった。1年でも選手にはかなり影響があると思うが、最小限に止められたということでは、いい判断だという気はする」