新型コロナウイルスの感染拡大による影響は空の便にも出ています。3月26日からターミナルビルの大規模な改修工事に着手した仙台空港では、搭乗率の減少が深刻な状況に陥っています。

仙台空港では26日、運営会社の岩井卓也社長などが参加し、工事の安全を祈願する式典が開かれました。
26日から始まった大規模な改修工事は、ターミナルビルの2階と3階が対象で、このうち保安検査場では国内線・国際線ともに、レーンを増設することで、手続きの時間の短縮を図ります。
その上で、国内線の保安検査場を通過した後のエリアでは、商業店舗の床面積を現在の10倍の規模に拡大させることで、搭乗の直前まで買い物や飲食など様々なサービスを提供するとしています。
工事の完了は2021年度の下期を予定していて、利便性の向上が期待されます。
その一方で…。

仙台国際空港 岩井卓也 社長
「非常に当社の経営状況にとって、厳しい状況でございます。私どもが運営を開始してから見たこともないような搭乗率でございます」

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国際線だけでなく国内線にも甚大な影響が出ています。
イベント開催の自粛要請などにより、旅客数はおよそ9万2000人と前の年の同じ月に比べて、半数以下に。
搭乗率も「36パーセント」と前の月と比べて30ポイントほど減少しました。
こうした中、仙台国際空港は、4月から岩井社長が非常勤の取締役となり、出資元の企業である、東急株式会社の鳥羽明門氏が新たな社長に就任すると発表しました。

4月に社長に就任する 鳥羽明門 氏
「こういった異常事態が回復した後の準備も、きっちりと備えておきたい」