夏の雑貨はガラスが定番……? いえいえ、夏だからこそ季節を少し先取り“陶”でいきましょう。タヌキじゃないよ、シバイヌだよ! ほっこりなごむシバイヌカップをご紹介しますよ! 柴犬と一緒のティータイム、うれしいなー!(Shi-Ba 2017年9月号より Vol.96より)

イラストレーターさかうえさんのシバイヌカップは愛嬌いっぱい

ある絵本雑誌に今回ご紹介するシバイヌカップが掲載されていました。

「なに? このかわいい子!」

作者はさかうえだいすけさん。挿し絵やお菓子のパッケージでご活躍中のイラストレーターです。壁画のようなマットなタッチで子供や動物を描き、甘くなりすぎない作風に定評がある方。
そういえば、さかうえさんが描かれるイラストと陶器のざらっとした風合いがよく似ているような気がします。

「ゆるし〜ばでご紹介させていただけませんか」とご連絡してみたところ、快諾のお返事が。

そしてある日、我が家に到着したシバイヌカップふたつ。まんまるのつぶらな瞳で、ぽっちゃりボティ。
「まるでセンパイじゃないの〜!」と思わず声を上げました。

手に取って見ると、なんとも丁寧な作り。目も鼻も、そして耳も。心を込めて作られているのが伝わってきます。
特に私が感心したのは、色の塗り分け。顔の下の部分が白いことやお腹と脚の塗り分けで、本当の柴犬をしっかり観察して描かれている。後ろから見るとカップの持ち手がシッポに見立てられているんですよ! そして脚の裏にかわいい肉球まで描かれて。

両手のひらでカップを包むように持つと、えもいわれぬしっくり感。土の温かみもそうですが、この瞳に見つめられるともうたまらんです。お茶や珈琲を淹れてゆっくりティータイムの相棒とするもよし、中に小さな布を敷いて小物入れにしても。

撮影中、M編集が言いました「持ち手の下にバッテン描いたらいいと思うなー」「あぁ! お尻の……?」と私。
聞くと『シーバ』の歴史の中で大人気だったのが、柴犬のお尻の特集だったとか。

「確かにね〜。あのふんわりキュッ! のお尻がチャームポイントだものね〜」
なんて会話をさかうえさんにお話したら「毎回悩むところなんです。食器として製作しているので控えたりして。猫を作る時はバッテンを描いたりもしているんですけど」とのこと。みなさんはどう思いますか?

「センパイとコウハイ ある日の出来事」

センパイにもコウハイにもマイブームがあります。あるオモチャに夢中になったと思ったら、急に興味を失くしたり、熱烈にチーズのオヤツを欲しがったり……。

最近、コウハイのブームはダンボール箱。
基本、コウハイはダンボールが大好き。宅配便で届くダンボールを吟味しては、大きさや質感で自分に合ったひとつを見つけていますが、現在、愛用中のダンボールはかれこれ2ヶ月は使っているもの。

角を噛んではむしって型をカスタマイズ、被毛をあちこちにつけて、くたくたの箱となっているのですが「これくらい使い込むといい感じになるニャ〜」とでも言いたげ。ちょうどカプセルホテルのような感じですのニャ。

昼寝は決ってダンボール箱の中で。食卓やキッチンでスペシャルなもの(例えば茹でた野菜やササミなど)をゲットした時も、この箱の中に逃げ込みます(そして中でゆっくり味わう)。

センパイや私が中を覗こうものなら「にゃんだにゃんだ? ここはボクのお部屋よ。勝手に入ってくるのはやめて。中を見るのもダメー!」と睨みます。
オットに開けてもらった小窓から、リビングの様子を伺うのも日課。来客の時もダンボールの個室から「どんな人かニャー」と覗いています。

センパイも「なぜ、あの中がそんなにいいのかちら……? 何かいいものを隠しているんじゃない?」と眺めています。

インフォメーション

シバイヌ カップ(H 75ミリ Φ 90ミリ)
4,000円+税

さかうえだいすけ
http://www.ne.jp/asahi/sakaue/art/

取り扱い店・irodoriya.
https://www.s-irodoriya.com

石黒由紀子

石黒由紀子●いしぐろゆきこ
栃木県生まれ。犬顔犬性格。
女性誌や愛犬誌にコラムやエッセイ、グッズ紹介などを執筆。7月に新刊『猫は、うれしかったことしか覚えていない』(幻冬舎)を発売。
http://www.blueorange.co.jp/yuruyuru/

Photos:Minako Okuyama