アイ・オー・データ機器は、音声特化型の配信サービス「PlatCast」を、本日1月22日より正式にサービス開始する。2018年10月からプレリリースとして実証実験を重ねていたサービスが、今回一般向けに正式リリースとなったかたち。

同社が貸し出す配信キットからクラウドサーバーに送信した音声を、スマホのブラウザから聴くことができるというサービス。配信キットは1chあたり税抜30,000円からレンタルが可能で、設定用のSIM入りタブレット、ミキサー、ヘッドセットなど音声配信に必要なものが一通り同梱。同社から指定の場所に配送され、会場にて電源さえ用意すれば配信環境を整えることができる。

聴取側のスマホには専用アプリは不要で、配信側から発行されるQRコードなどから配信アドレスにアクセスし、スマホ標準のブラウザですぐさま聴取を開始することが可能。データ通信量も1時間あたり約0.04GB(YouTube動画換算でフルHD解像度約1分10秒に相当)と、聴取側の通信量負担も抑えられるとしている。

なお、現時点のバージョンでは配信から聴取までに約3秒の遅延が発生するが、今年春を目処にサーバー側へ新技術を導入し、遅延を約1秒以下まで抑え込んだ新バージョンを導入する予定とのことだ。

同社では本サービスの活用先として、スポーツ実況/解説の観客への配信、学会での同時通訳、美術館での作品解説など様々な場所を想定している。

昨日行われたプレス向けイベントでは、PlatCast実証実験にも協力したラジオDJのやまだひさし氏、スポーツビジネスに携わる(株)Now Doの鈴木良介氏が登壇し、実際に本サービスをスポーツ大会に導入した感触について言及。

鈴木氏は「フットサル大会での実証実験では、試合中だでけなく試合前/ハーフタイムにも、ルールの解説、スポンサー広告、選手や監督の生の声といったバリエーション豊かな内容を観客へ直に届けることができ、特に初観戦の方からの満足度が高められた」、やまだ氏は「一般的な実況/解説で言及できないような細かい部分も、副音声的に届けることができるのが面白い」と、それぞれサービスに大きく期待を寄せていた。