■おうち時間に投資できる今こそ「スピーカーリスニング」!

現状をきっかけに「おうち時間」や「在宅勤務」は、一時の対応ではなく新しい暮らし方として定着するかもしれない。そしてオーディオ的に「おうち」「在宅」となればスピーカーリスニングだ。

これまでは「スピーカーにお金を注いでも家で音楽を聴いたりする時間がないよ」と思っていた方も、家にいる時間が増えてくるなら話は変わってくるのではないだろうか。どんどん増えてきている配信ライブも、イヤホン装着だとサウンド的にというより、スタイル的にこじんまりとしてしまう感もある。

そこで今回は、完全おうち用として検討できる状況だからこその選択として、「ノートパソコンの両サイドに置けるサイズ感」で「アンプ内蔵だからパソコンやポータブルプレーヤーのヘッドホン端子とつなぐだけで使える」パワードスピーカーを紹介しよう。

ポータブルスピーカーの大半を占める左右一体型と違ってパソコンの左右に設置しやすいし、左右に広がるステレオ感をしっかり再現できる。有線接続だからレイテンシーとも無縁で、パソコンで映像コンテンツを楽しむときの音ズレ問題もない。

加えてスピーカーリスニング自体のエントリーという位置付けにおいては特に大切な価格面においても、1万円ほどの予算があれば選ぶのに迷える程度に十分な選択肢が揃う。今回は、その中でもアンダー1万円の製品を5機種集めてみた。

FOSTEX「PM0.1e」直販価格7,850円(税抜)!

TASCAM「VL-S3」直販価格8,800円(税抜)!

SAMSON「MediaOne M30」直販価格7,980円(税抜)!

ALESIS「ELEVATE3 MKII」予想実売価格9,980円前後(税込)!

EDIFIER「R1100」直販価格9,241円(税抜)!

■デスクトップスピーカー選びのチェックポイント

各製品のポイントを紹介していく前に、デスクトップスピーカー選びを通してのチェックポイントをいくつか挙げておこう。

1.サイズ

単純にスピーカーの大きさ。箱や口径が大きいほど低音再生の面で有利な上に、箱が大きくなると低音再生用ウーファーと高音再生用トゥイーターで片側2基のドライバーを搭載する2ウェイ構成も可能となり、高音側の再生能力にも余裕が出やすい。しかし大きいスピーカーはデスク上のスペースをがつんと消費する。

2. ボリュームやスイッチ類の配置

ボリュームノブが背面にあると当然、スピーカー側での頻繁なボリューム調整はやりにくい。普段の音量調整は主にパソコンや再生アプリ側で行うことになるだろう。また電源スイッチが背面にある製品は常時電源オンという使い方が想定された設計と考えてよい。背面にあるのが良い悪いではなく、それが自分の使い方に合うか合わないか、あるいはそれに自分の使い方を合わせられるか否かを考える必要あり。

3. セッティングの自由度

サイズが小さい方が設置の自由度が高いことはもちろん、スピーカー本体がスラントしているか、設置角度調整の仕組みは標準で用意されているかなども、実際にデスクに設置する際には見落とせないポイント。また設置環境や好みに合わせての音質調整機能の有無も要チェック。再生アプリ側のイコライザーなどでも対処できるが、どちらを好むかは考え方次第だ。

■小さな大定番、FOSTEX「PM0.1e」!

ではここからは、今回ピックアップした各製品のポイントを紹介していく。

まずは紹介するのはFOSTEX「PM0.1e」(直販価格:税抜7,850円)。同社パワードスピーカー“PMシリーズ”の最小最安モデルとして2013年に登場した「PM0.1」を2017年にリニューアルした、現在まで続くロングセラー製品だ。ちなみに「ちょっとリニューアルしつつのロングセラーなフォス製品」はだいたいハズレなし!

今回紹介する中でも最小サイズであり、設置性は圧倒的に強い! しかも本体自体がスラントしているため、そのまま置くだけでデスクトップ設置時にリスナーの耳に対しておおよそ適正な角度となる上に、仰角を調整するための追加ゴム足も付属。デスクの高さや聴取距離などに合わせ、さらにスラントさせることも、逆にフラットにすることもできる。

ボリュームと電源スイッチを兼ねるノブは背面。なので常用するなら電源入れっぱなしに近い形での運用が基本となるだろう。アンプ出力は左右5W+5Wで消費電力も発熱も大きくはないので、本気で24時間電源オンでも、朝に電源を入れて寝る前に電源を切るみたいな運用でも、さほど問題はないかと思われる。

またFOSTEXは、PMシリーズとの組み合わせも想定してシンプル&コンパクトなボリュームコントローラーユニット「PC-1e」や、同じコンセプトでDAC搭載の「PC100USB-HR2」といったアイテムも用意。それらと組み合わせれば、ボリューム調整については手元ですっと行える。

というかそれらは別に同社スピーカー専用ではなく、デスクトップでのパワードスピーカー運用において汎用的に使える便利なアイテムだ。他社製品ユーザーも要注目!

一方で小型故に大口径ドライバー搭載でも2ウェイ構成でもなく、5.5cm口径のフルレンジ一発というところは弱み。スペック上の周波数特性80Hz - 35kHzは他のモデルに大きく劣るものではないが、体感としては特に低域側の物足りなさはある。フルレンジらしい低域から高域まで素直なつながりという美点もあるので、一概に弱点とは言えないが。

とはいえ、同社超小型サブウーファー「PM-SUBmini2」を追加してデスク下の足元にでも設置すれば、低域側の弱みはかなり解消できる。足元においても邪魔にならないサイズで、スペック的には40Hzまで低域を伸ばせるサブウーファーは貴重だ。

最後に改めてサウンドの印象をまとめておくと、持ち味としては声や楽器の質感、手触り感の表現のナチュラルさ。良く言えば素朴、悪く言えば少し粗めの質感表現だが、嫌なざらつき感は出さず聴きやすい音色だ。

帯域的には前述のように低域側の不足は否めない。クラブ系のディープな低音に限らず、ポップスのバンドサウンドのベース等でもローカット感がある。なのでしっかりとしたローエンドがあってこそ成立するようなジャンルを好んで聴く場合は、サブウーファーの追加は必須。

しかし歌やギターを主としたサウンドであれば大きな不満は感じないだろう。また派手なアクション系とかではないドラマやトーク中心、すなわち「声」中心の映像コンテンツや、もちろん音声のみのラジオ的なコンテンツとの相性もよし。汎用性の高いサウンドだ。

■国内プロオーディオの雄、TASCAM「VL-S3」!

続いてTASCAM「VL-S3」(直販価格:税抜8,800円)。PM0.1eよりは少し大柄だが、一般論としてはこれも小型スピーカーの枠内。オーディオ界隈ではお馴染みティアックのプロ向けブランド・TASCAM(タスカム)の製品で、こちらも2015年発売のロングセラーである。

「ロングセラー」と連呼されると古臭い機種のように感じるかもだが、このあたりの価格帯のパワードスピーカーは年単位で革新が起きたりするような分野ではない。発売から年数が経ち、好評価は固まっていて売価は下がっているようなロングセラー定番モデルは狙い目だ。

前述のようにサイズは十分に小さく、ノートパソコンの両サイドに置くと、スピーカーだぜ! という十分な存在感は発揮しつつ、画面サイズを圧倒して映像とのバランスを崩してしまうほどにはならない。13 - 14インチの画面と高さがだいたい揃う感じだ。

ただしこのモデル、そしてこれ以降に紹介のモデルはスラントなしで角度調整ゴム足なども付属しない。デスクに置いただけだと音がスピーカーから耳に向かってストレートに届いてこないし、音がデスク面に反射して乱れやすいので、底面前側に何か適当なブツを挟んでの角度調整をおすすめしたい。筆者はこういった場合、半球型のゴムを使用することが多い。

ほどよい角度の目安としては「ディスプレイの角度をいい感じに調整し、スピーカーの角度もディスプレイとだいたい同じ感じに合わせる」といったところだ。目と耳の高さはだいたい同じだし、システムとしてのルックスも整う。

電源スイッチとボリュームノブはこちらも共に背面。なのでやはり電源はほぼ入れっぱなしでの運用が基本になるかと思う。ただこのモデル以降に紹介するものはアンプ出力が徐々に大きめになってくるので、その消費電力等が気になる場合は、面倒でも背面に手を伸ばして手探りでこまめにオンオフした方がよい。スイッチ付の電源延長ケーブルで手元操作できるようにするなんて方法もある。

十分な小型さを維持しつつ、ドライバー構成は3インチウーファー+0.5インチトゥイーターの2ウェイ。メートル法換算で8cm弱+1cm強といったところだ。周波数特性のスペックとしては80Hz - 22kHzとなっている。周波数特性のスペックとしてはPM0.3eと同程度の低域、狭めの高域なのだが、実際の聴こえ方はそれほど単純ではない。

低域で言うと、ディープなローエンドが出ないことはPM0.3eと同じだが、それより上のベース等の太さを生み出す低域はこちらの方が明らかに充実している。するとベースの重心がその帯域側に下がってくれるので、その上の帯域のボーカルとのセパレーションが明確になってくれたりもする。ただしレンジ感が広がった分、少し散漫になる印象もあり、音楽全体の一体感を好む方にはPM0.3eの方が合うかもしれない。

高域側はPM0.3eの方が明るい印象で、こちらはシンバルの鋭さやエレクトリックピアノの煌びやかさが控えめだ。ただ高域も伸ばしてしまうと前述の散漫さがさらに目立ちそうな気はするので、全体のバランスとしてはこの感じがよさそう。

高域側の繊細な表現もほしいアコースティックなジャズなどにはあまりフィットしないかもしれないが、ベース帯域の充実でバンドサウンドのドライブ感等の表現はぐっとよくなる。映像コンテンツでも、例えばバトルありのアニメ作品とかでは低域の太さが生きるだろう。

■“あの”サムスンじゃないよ、SAMSON「MediaOne M30」!

また少しサイズアップしてSAMSON「MediaOne M30」(直販価格:税抜7,980円)。このあたりのサイズからは物理的視覚的な圧が強めに感じられてくるかもしれない。

さてこちらは、韓国のサムスン電子ではなく、ニューヨークに本社を置くアメリカの音響機器メーカーの「サムソン」製スピーカー。ニューヨークといえばあのELECTRO HARMONIX社の本拠地としても知られる、音楽の中心地のひとつだ。そこで揉まれたブランドであればその実力にも期待が持てようというもの。

大きめサイズは設置性の面ではやはり少し不利ではある。13 - 14インチのノートPCだと、ディスプレイよりもスピーカーの方がわずかに背が高くなる場合もありそうで、視界の中での主張というか圧迫感も強め。逆にもっと大きなサイズのパソコンを使っているならそのディスプレイとのバランスはよいかもしれない。

いずれにせよ、前述のようにこのモデルにもスラント形状や仰角調整の仕組みは採用されていないので、設置時にはユーザー側の工夫でそこの調整も必要だ。

電源スイッチを兼ねるボリュームノブは前面に装備。こまめな電源オンオフ、スピーカー側での音量調整も無理なく可能。

こちらは背面で、BASS BOOSTスイッチも搭載している。背面スイッチなことからもわかるように基本決め打ちで使う機能だろう。設置環境や好みに合わせてオンかオフを選び、以降はそのまま固定というわけだ。

前面にはヘッドホン出力、背面にはサブウーファー出力も装備。ヘッドホン出力は、パソコンのヘッドホン出力を本機との接続に使用したままで、イヤホン等を本機経由で利用できる利便性がポイント。ただし音質面はあまり…なので、あくまでも利便性重視のものだ。

サブウーファー出力はその名前の通りのもので、このスピーカーにサブウーファーを組み合わせる際に便利。ちなみに、日本への導入は不明だが本国では“Media Oneシリーズ”にサブウーファーもラインナップされている。

大きめサイズは設置性の面では不利だが、音質面では一般論的には有利。ポリプロピレン振動板ウーファーは3インチ、シルクドームトゥイーターは3/4インチ。メートル法換算で8cm弱、2cm弱とドライバー口径はVL-S3と比べて大差ない。

しかし、ということはドライバー口径に対して箱の容積に余裕があるわけだ。それが中低域の余裕につながる! かもしれない。周波数特性も50Hz - 20kHzと、スペックで見ればここまでの2モデルより低域側がぐっと沈んでいる。

というところを踏まえた上で実際のサウンドはというと、見た目の大きさやスペックほどには、ここまでの小型モデルと比べて低域が特に充実という実感はなく、持ち味はむしろ中高域!

エレクトリックピアノのキラキラ感やスネアドラムのザシュッとしたバズがより際立ち、音楽の目鼻立ちがくっきりする。そのくっきり感は音量を下げたときにも発揮され、深夜などに小音量でコンテンツを楽しみたいなんてニーズにも応えてくれそう。低域の印象が思ったより薄めなのは、高域側の充実があるのでそれとの対比で相対的にということかもしれない。

であるので、実際に使用するときには、Bass Boostをオンにする方が多くなるのではないだろうかと思う。効き具合の自然なブーストなので、常時オンでも違和感はないだろう。

■名門健在、ALESIS「ELEVATE3 MKII」!

続いては、プロオーディオ機器やリズムマシン系の名門ブランド・ALESISから登場の「ELEVATE3 MKII」(予想実売価格:税込9,980円前後)。

さてこのモデルと、一つ前のSAMSON MediaOne M30、並べて背面の様子を見ると端子やスイッチの配置がほぼ一致する。前面の電源スイッチ兼用ボリュームノブやヘッドホン端子も共通。そのため搭載機能やその使い勝手もほぼ共通で、アンプの出力値もスピーカー全体のサイズ感も同じく、だ。なのでそのあたりについては、MediaOne M30の項を参照していただければ本機にも通じてくる。

これについては様々な推測や解釈が可能だろう。例えばアンプの基板には共通のリファレンスデザインを採用している? とか。しかし何にせよ、エレクトリックな部分がほぼ共通だからこそ、両ブランドの音作りの違い、メカニカルやアコースティックな部分での違いがどう出てくるか興味深いところだ。

数値としても出ていてわかりやすいのはドライバーユニット。ウーファー口径はどちらも3インチだが、トゥイーターはMediaOne M30が3/4インチなのに対して、こちらは1インチ。約1.9cmと約2.5cmだ。ウーファーも見た目的に振動板の質感が異なっているため、口径は同じでも別物と言えそうだ。

またそのトゥイーターがマウントされている周囲の形状処理も両者で異なっている。トゥイーターからの音をどのように拡散させるべきかについての考え方や、その実現手法の違いが形になっているところだ。

これについて両社の本国サイトで確認してみると、SAMSONは「a custom waveguide that adds smooth highs with a wide sound stage(広い音場と滑らかな高音を生み出すウェーブガイド)」、ALESISは「Elliptical tweeter waveguide optimizes dispersion and stereo imaging(音の拡散とステレオイメージを最適化する楕円形のウェーブガイド)」との説明があり、やはりそれぞれに工夫されている模様。

また、キャビネットのエッジ、箱の角の部分の処理の仕方も異なる。そこの処理は、音質に悪影響を与える「音の回折」という現象を低減するための定番手法だ。

SAMSONのキャビネットは、箱の枠となる四辺の角を大きく落としてラウンド形状にしてある。対してALESISはフロントバッフルから天面や側面へのつながりの方を滑らかに処理。ウェーブガイドの設計との兼ね合いなどもあって、エッジ処理で重要になるポイントが異なるのかもしれない。

というように重なる部分はあっても詳しく見れば別物なので、実際のサウンドも異なってくる。端的に言うと、こちらの方がナチュラル傾向だ。

例えばMediaOne M30はスネアドラムのザシュッとしたバズを心地よい強さで立ててくるが、このELEVATE3 MKIIはそういった感触ではない。音のアタック感や濁点感を強調しすぎず耳当たりを整え、それでいて全体のくっきり感を弱めすぎることもなく、明るめの空間で見晴らしも上々。

Robert Glasper Experiment「Human」などは、MediaOne M30で聴くとクラブ系というかエレクトリックな印象が強まり、ELEVATE3 MKIIで聴くとソウル系というかメロウな印象が強まる。もちろんどちらがより優れているというわけではなく、各々の好み次第だ。

■中国から参戦、EDIFIER「R1100」!

最後はEdifier「R1100」(直販価格:税抜9,241円)。今回紹介する中では最大サイズのモデルだ。ブックシェルフスピーカー全般としてはまだ小さめな部類だが、デスクトップ想定としてはかなり大きめに感じられる。

EDIFIERは1996年設立の中国ブランド。パソコンとの組み合わせに適したPCオーディオ製品に強い印象だが、2011年には日本が誇る静電型イヤースピーカーブランドSTAXを買収している。STAXがその後もよさげな雰囲気で活動しているのを見るに、マニアックなオーディオへの理解も深いメーカーと思える。

設置の面ではやはり単純にサイズの問題はあるが、決して設置性ガン無視モデルというわけではない。筒状の構造で低音を響かせて増強し、放出するバスレフポートは、背面に設置するのが一般的だが、本機はスピーカー前面に設置。「バスレフポートからの低音が壁に至近距離でぶつかり、大きく反射して悪目立ちする」という現象を回避している。

なのでデスクに置く場合も、壁との距離を大きく確保したりシビアに調整したりする必要はない。物理サイズの大きさで設置しにくい分を前面バスレフという設計で補っているわけだ。

電源スイッチとボリュームノブは背面。なのでこちらも電源常時オンにしておき音量操作はパソコン側などで別途に、という運用になるだろう。

背面での注目ポイントは低音調整の「Bass」ノブ。0を基準に、プラス/マイナスどちらの方向にも無段階で調整できる。これもまた、設置性が低くスピーカーセッティングでの音質調整が行いにくい分を、機能性の強化で補う意図かもしれない。

そしてサイズの大きさは、ドライバー周りではその強みを特に発揮する。ウーファー口径は11.6cm、トゥイーター口径は1.3cmであり、今回紹介の中で唯一のウーファー口径10cm超えだ。周波数特性は65Hz - 20kHzと、スペック的には低域の沈み込みでSAMSONやALESISには及ばないのだが……。

実際に聴いた印象としては、そんなことはない。というか聴き始めてすぐに、ここまでに紹介したどのモデルよりも充実した中低域、それがあってこその全体のバランスのよさに頷かされた。ベースには太さだけではなくその下の帯域に伸びた低重心さがあり、ボーカルには肉声的な厚みが出てくる。これらはもう単純に、キャビネットとドライバーの大きさのおかげだろう。

ボーカルの手触りなど高域側の質感もナチュラル傾向で好感触。荒さや鋭さで迫力を稼いでいたりはせず、聴きやすい。無理に作り込まれていない、スピーカーとして自然な鳴りや響きと感じられる音に仕上げられている。

■デスクトップスピーカーはハイコスパなアイテム! でもチョイスは慎重に…

一通りチェックしてみると、どのモデルも価格に比して十分に満足できるパフォーマンスを備えていると納得できた。どれを選んでも大きな失敗はしないだろう。

とはいえスピーカーはイヤホンやヘッドホンと違い、いくつものスピーカーを揃えてその時々で使い分ける、というのがあまり現実的ではないアイテムだ。買ってみて「ちょっとしっくりこないから他のモデルも追加してみよう」というのは気軽にはできない。

なので導入の際には、ここで紹介したモデルだけではなく幅広い製品の情報を幅広い情報源から集め、じっくり慎重に製品選びをしてほしい。前述のようにこの分野は有力新製品が頻繁に出てくるようなジャンルではないので、時間をかけて落ち着いて選んでいてもたいてい問題ないだろう。

なおそして数年後とかにデスクトップスピーカーをステップアップする際には、それまで使っていたモデルはテレビの横でも移してそちらで活躍してもらうなんてのもよし。小型のパワードスピーカーは使い回しもしやすく、その点でもハイコスパ。導入して損はしないオーディオアイテムなのだ。

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高橋敦 TAKAHASHI,Atsushi

趣味も仕事も文章作成。仕事としての文章作成はオーディオ関連が主。他の趣味は読書、音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画鑑賞、エレクトリック・ギターの演奏と整備、猫の溺愛など。趣味を仕事に生かし仕事を趣味に生かして日々活動中。