NetflixやAmazon Prime Video、ひかりTVといったビデオ配信サービスが大人気です。家にいる時間が多くなり、地デジに再放送番組が増えているこの状況下、数少ない娯楽の選択肢となっています。

そのビデオ配信サービスですが、今後は利用する機器によって画質差が生じる可能性があります。その理由は、NetflixやYouTubeが新しいビデオコーデック「AV1」への対応を進めているからです。2020年4月現在、再生環境は限定されますが、すでにパソコンのWEBブラウザ(Chromeなど)で視聴できます。

AV1はH.264やVP9といった従来利用のビデオコーデックより圧縮効率に優れ、VP9と比べ約20%優れるとされています。圧縮効率が優れるということは、通信条件が完全に同じと仮定すると、帯域に余裕が生じ映像が途切れにくくなることを意味します。1秒あたりの映像データ転送量(ビットレート)が同じ場合は、圧縮効率に優れるほうが情報量で勝ります。コンテンツがAV1とVP9で提供されるのなら、AV1に対応する機器のほうが有利といえます。

そのAV1が動作するという環境は、多くの薄型テレビやセットトップボックスのOSとして採用されている「Android TV」を含みます。実際、4月27日に公開されたAndroid TV向けYouTubeアプリ最新版(v2.10.13)の更新履歴には、「Enabled AV1 codec support on capable platforms」という記載があります。どのチップセットがサポートされるかに言及はないものの、今後登場するテレビ/セットトップボックスではAV1対応が進みそうです。